在宅勤務を終わって
子育てによるフリーランスを始めたのは28歳、その頃はフリーランスという言葉もまばらな、個人事業主になるとこが空想と現実の合間のような社会だった。
フリーランスを経験のち、30歳で在宅勤務となる。
今でこそ環境(zoomや、チャットアプリ)による勤怠管理や、打ち合わせが認知されている環境ではあるが、職場や打ち合わせに月何度か日帰りで関東の方に向かうという生活をしながら環境はフルリモート。
自分が特異なことをしている認識は多分に感じており職場の環境と、生活を置く地域との温度差に四苦八苦していた。
7年過ぎ、再婚も諦め数年過ごしたのちこの状態を維持しなければという気持ちと、職場での環境を求める気持ちと、世間的には認知されていないということと一人息子が反抗期という状況で心身は相当追い込まれていた。
社会情勢で一般化したことにより再度もうしばらくやってみようと、「これが普通の働き方になった」と言い聞かせながら仕事を続ける。
気持ちなんて数年前に切れていた。
11年目、事情もありこの職を離れることになる。
転職活動では、ただハローワークに行くことですら人との触れ合いを感じ、転職先を進められるだけであー誰かに保護されていると感じ、履歴書を送ることが次への切符をもらっているようで少し気持ちが動いた、
一度就職し、馴染めず、短期間で離れる。
認知されている在宅勤務と、自分のスキルとのギャップが多分にあり、その溝を埋めることができなかった。
その後も数ヶ月に渡り転職活動をして、その間も仕事をしている感覚は一切消えず研鑽を重ねた自己管理はこのまま残り続けるのかと、気持ちの休まる時間はなかった。
ある時、会社を紹介されてパートとして働くことになる。それでもかなり確率の少ない状態ではあった。
現場仕事を重ね、自分の経験値よりの仕事をし、その中で感じることがある。
人は人間関係の中で、生きてく生き物なんだと改めて感じ、在宅勤務はあくまで選択なんだと。
これから生きていくとこに組み込むべき先進の働き方ということではなく本来の喜びとは別の時間の使い方になるということを強く感じている。
出来ないことを面と向かって叱られることが、これほど自分を前向きにさせるのか、汗まみれになりながら真剣に働くことがどれほど幸福感を呼ぶのか。
自覚して欲しい、感じて欲しい。今時分強く思う。
タイムリミット付きと最初に決めてよかった。
今現在の他の幸福とは別かもしれない、ただ真摯に向き合って思う。
ただ些細なことがこんなに意味のあることに気づけてよかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?