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水民マガジン 夜郎自大サップ 今日は雨 水墨画の世界

今日の扉の写真は 横山大観の画集からいただきました
というのは嘘で 今日 川で写したものだ ホンマに ホンマにホンマ ホンマにホンマにホンマです
昔 こんな落語家 いたなぁ

今日は雨
こんな日に 川に行くなんて
普通です だって どうせ濡れるんだもん

リバー・スポーツの良いところは 基本 天候に左右されないところだ
気をつけなければならないのは 天候に関わらず 水位である
水位の違いで 全く違った川になってしまう
とはいえ もう少し若い頃は 水が増えて濁流になったら ときめいていた
今はさすがに・・・
サップだし・・・

雨の日は 風景から色彩が抜けてしまう
水墨画の世界は 写実だと感じる

子供の頃(小4ぐらいだろうか)絵を描いていて 他の子が輪郭を線でべったり描いているのに 違和感があった
だって そんな線なんてないんだもん
つまり 背景を描かないと 対象とする被写体はたち現れて来ない
被写体を含む すべての事物は 差異の反復からたち現れてくる
小学生の どちらかと言うと 勉強の出来ない(というか やらなかった)ガキが 具体的にそう考えたわけではないが 現在のリテラシーから 当時を思い返してみると どうやらそんな事を予感していたらしい
もう20年ほど前になるが 成木の公民館に 水墨画を習いに行ってたことがある
雪の積もった富士山を描くためには 薄墨で背景を描き 富士山の部分は最後に書き残さなければならないのである
しかし 大作家 例えばピカソなんかにしても きっちり輪郭を線で描いている
あれって 何なんやろ

でなことを 川の風景を眺めながら 雨に打たれながら サップに乗りながら とりとめもなく考えたのである





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