採用できるチャンスを逃さない簡単な方法(面接辞退の回避方法)

先日、採用支援のコンサル先でこのようなことがありました。

一次面接を通過した人に、二次面接(最終面接) を28日と案内したそうです。一次面接を17日ごろに実施しているはずですから、それから数えると10日間ほど時間が空くことになります。

う~ん、ちょっと間隔が空きすぎですよね。

最終面接を前倒しできなかった理由は、面接をする代表が多忙で、その日しかスケジュールが空いていなかったというのが、大きな理由でした。

その最終面接には僕も同席することになっていました。

ところが、そのコンサル先から、直前になって面接がなくなったとの連絡が入りました。

なくなった理由を聞いてみたところ、応募者から 「もう一社の内定承諾期限が今週中なので、御社の最終面接日より早いため、 もう一社の内定を受けることにしました」と、このような理由で面接辞退の申出があったとのことでした。

実はこのような辞退理由は、意外とあるあるなのです。

このあたり勘違いしている会社が多いのですが、応募者の会社選びは御社一択ではありません。

2,3社くらいは並行してアプローチしながら、転職活動している人がほとんどです。

ですから、複数社から内定をもらっている可能性もあります。

で、その内定先の中から、これだ!という会社を見定めて内定承諾しているわけです。

今回、もしも最終面接の日をもっと前倒しできていたなら?

そして内定状況を事前に把握することもできていたなら?
面接辞退を防げた可能性もあります。

今回の事例から得られる教訓は大きいです。やはり採用選考において、スピードがとても大事だという点。

応募者からの問合せやアプローチがあった際に、速やかにその返信や面接日の設定など適切な対応ができるかどうか。

中小企業の中には面接官をする人がケースバイケース、その場しのぎでちゃんと決まっていない会社もチラホラ見受けらます。

応募者は御社以外にも複数の会社にアプローチしていることでしょうから、御社の返答や対応などをいちいち待ってはくれません。

逃した魚は大きかったと後で後悔しないように、採用選考のスピードアップに取組んでください。

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