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「なろうで書籍化を狙うための動画」を見たら凄い世界だった。

(追記)

※↑一晩寝たら目が覚めて反省した。
※「おまっ、ちょっw ついこの前『効率よく消費することを目的化した、今の世の中の構造に違和感がある。キリッ』って言ってたばかりやん。何で数日で記憶が吹き飛んでやw」とセルフツッコミしてひと月。
 何と何と6月11日にランキングに載った。
 残り続けることができないと思うけれど、たくさんの人に読んでもらえるチャンスをもらえたので、↑で反省した通り「自分が面白いと思うもの」を読んでくれる人に最大限楽しんでもらえるように頑張りたい。
※一晩経って目を覚ましたが、迷走の痕跡として一応残しておきます。

(以下当時の本文)

「初動がどれくらいだったら書籍化を狙えると思うか」という質問に、実際に書籍化した作家さんが答えている動画があったので見てみた。

 すごい世界だった。

 なろうやカクヨムは、ある程度は「ランキングを攻略するゲーム」の感覚でやらないとシステム上、上にいくのが難しいのはわかる。
 書籍化を本気で狙う人はそこにここまで特化しているのかと衝撃を受けた。

 小説だけではなく漫画も(広告やあらすじだけで判断して申し訳ないが)男向けだと「美少女に囲まれた俺つええええのチート主人公が無双する」「冴えないように見えて馬鹿にされていた男が(役に立たなそうなスキル持ちとか)、実は凄い奴だった」、女性向けだと「凄い美形の権力者に唯一無二の存在として愛される」という昭和の価値観的欲望ド直球のものが多く何だかなと思っていた。
 こういう分析やメソッドを共有して、その中でしのぎを削っていたのかと思うと見る目が変わる。

 つい先日↑を読んだが、「人の感想ひとつで執筆を止める」ようなやわな世界ではなかった。
「初動でこれはもう無理だと思ったら、さっさと畳む方向にいく」くらい「作品は方法に過ぎない」と割り切っている。
 動画主の作家さんの「Web小説は消耗品だから」という言葉が印象的だった。「上を目指すため」という考え方がはっきりしている。

「レニ&リオ」は自分の中ではそうとう読む人のこと(多くの人が楽しめるように、隙間時間にスマホで読む状況など)意識して書いたつもりだった。
 だけど甘かった。
「なるべく読まれること」であれ「自分が書きたいことを書く」であれ、自分が何を目指してそのために何をするかを突き詰めて考えず、結果的にどっちつかずになっていた。

ということで個人的反省会。

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