日本の伝統行事
年が明けたら、成人式ですね。ちょっと気が早いですが、新成人のみなさん、おめでとうございます。
ところで、知人から「木彫り天神様を飾りました」と写真が送られてきました。毎年、長男の健やかな成長を願って、大晦日に木彫り天神座像を飾っているそうです。
「天神講」は、学問の神様とされる「菅原道真公」に由来する、日本に伝統行事の一つです。子供の健やかな成長と学業成就を願う伝統行事です。
天神講というは「五節句」のような全国共通ではないそうです。地域によっては知らない方もいるかもしれませんね。北陸地域(福井、富山)では、「天神様」の掛け軸や木彫り天神座像を飾ります。そして、1月25日の「天神講」には「焼きカレイ」をお供えするそうです。
「五節句」とは江戸幕府が公的行事として制定しました。
・人日の節句(1月7日)七草の節句 (人日とは、この日は処刑をしないという意味です。語源は古代中国の書物に見られます)
・桃の節句(3月3日)ひな祭り。ひな人形を飾り、女児の健やかな成長を願います。
・端午の節句(5月5日)こどもの日。兜飾りや鯉のぼりを飾って、男児の健やかなる成長を願います。
・七夕の節句(7月7日)七夕まつり。笹の葉に願いを書き、女の子は手芸の上達を願い、男の子は手習いの上達を願いました。
・重陽の節句(9月9日)菊の節句。秋の収穫祭。
七草の種類と意味
セリ 競争や勝負事に競り勝つ
ナズナ なでることで汚れを払う
ゴギョウ 仏様のこと
ハコベラ 子孫繁栄
ホトケノザ 仏様がゆったりと座っている
スズナ 神様を呼ぶ鈴
スズシロ 清らかで汚れていないこと
現実の世界では、いろいろと厳しい環境に置かれている方がたくさんいらっしゃると思います。ですが、連綿と続いている日本の伝統行事というのは、節目節目で気持ちを切り替えることのできる良い機会となります。希望をもってがんばりましょう。
まもなく、あたらしい年が明けます。
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