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【UFC3連勝】平良達郎が頼もしいくらい贅沢なことを言ってくれる!!

UFC3連勝を飾った平良達郎インタビュー! 贅沢なことを言う日本人格闘家が帰ってきた!!(聞き手/ジャン斉藤)

岡田遼インタビュー「平良達郎のこと、アメリカと日本の違いのこと」

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――おつかれさまです。後ろに飾ってある絵は平良選手が描いたんですか?

平良 あー、これはお兄ちゃんが保育園のときに書いた絵だと思います。

――お兄さんの絵が平良選手の部屋に飾ってあるんですか?

平良 あ、ここは自分の部屋ではなくて、実家のリビングなんですよね。

――あ、そういうことですか(笑)。ZOOMだと部屋っぽく見えちゃって……というわけで、UFC3連勝おめでとうございます!!

平良 ありがとうございます!

――日本人のUFC3連勝は岡見勇信、水垣偉弥、堀口恭司、ストラッサー起一に続く5人目です。今回は2試合連続5万ドルのボーナス付きですね。

平良 ラッキーって感じです(笑)。全然取れると思ってなかったんで。

――平良選手は第1試合目でしたけど、どのへんからボーナスのチャンスがあるかなって考えました?

平良 周りから「またボーナスがあるかも」って言われたけど、全然考えてなかったですね。通知をもらったときに「マジすか?」って。逆に試合前はボーナスが取れたらいいなあと。

――試合に勝ったことで満足しちゃったりするもんですかね。

平良 ボク的に思ったような試合展開にはならなかったところはありますね。もっと違う戦い方も試したかった気持ちもあって。勝利した安堵感はあるんですけど、「よし、勝ったぜ!」みたいな気持ちはあんまりなくて。そこが引っかかっていたのかもしんないです。だからなのか、ボーナスに思考が全然結びつかなかったですね。

――……「もっと試したかった」って、めちゃくちゃ贅沢なこと言ってますね!(笑)。

平良 そうなんですよ(笑)。贅沢なこと言ってますよね。

――頼もしいです!ここ最近日本人は国際戦で分が悪いので。

平良 でも、もうちょっと長く戦いたかったって気持ちがあって。試合の流れの中でフィニッシュを狙えるときは仕方ないんですけど。試合が始まって10秒も打撃戦してない。ただカーフを蹴られて転んだだけっていうのが……。

――タイにも練習に行ってますし、打撃をもうちょっとやりたかったと。

平良 打撃戦、やってみたかったですね。ボクのほうがリーチはあるんで、ジャブを刺したり。UFCのグローブは薄いし、やっぱり打撃を警戒して距離が長く感じちゃうところがあって。UFCのグローブで対人シャドーしたり、試合のイメージを持ちながら練習していたので、実際はどう感じるかなって。でもカーフを蹴られて慌ててタックルしたけど、首を抱えられる展開になってしまったので。

――ギロチンは相手の得意技ですよね。首を巻かれたときの心理面はどうだったんですか?

平良 まず転んで相手が詰めてきたときに、ミドルを捌いたとかは全然覚えてないんですけど……組みにいったら首を巻かれちゃって。とりあえず跨ごうと左足で跨いだのは覚えてます。

――クローズドを割って。

平良 試合前から巻かれないようには注意してたんで、面を食らった部分は多少ありますね。パニックにまでは行ってないんですけど。首が外れたときは残り2分半くらいで、進めるだけ進めようと。

――試合後「ボクが上を取って極められない選手はいないです」とまで言い切りました!

平良 はい(笑)。練習の中でもボクの寝技力は上がってるのを感じてて、マウントになったときに1ラウンドで終わる可能性はあるなって。

――危ないシーンはギロチンのところだけでしたけど、セコンドの松根(良太)さんや岡田(寮)さんから何か言われました?

平良 首を巻かれてるときにいろいろアドバイスくれたことは覚えてます。ギロチンは極まらないなって感じだったので、無理やり抜いちゃおうかなって考えたけど。松根さんや岡田さんの「焦らないでいい」「達郎、大丈夫だよ、そのままでいいよ」っていう声がずっと飛んでいて。抜き際のときにスイープされる可能性もあったので、そこは焦らず、セコンドの声をちゃんと聞いてよかったなって思います。

――正直、もっと上の相手とやりたかった気持ちはありました?

平良 今回は対戦相手に対してモチベーションはまあんまり出てこなくて……相手のギロチン対策はしてましたけど。

――贅沢なこと言ってますね!(笑)。いや、日本人選手からこんな声が出るとは……。

平良 やっぱり相手はUFCデビュー戦なので、絶対に勝たないといけないレベルですし……。今回はランカーと戦うことを想像して練習に励んでいたというか。ランカーとやりたい気持ちはありますね。

――デビュー戦が延期になって、2試合目に相手の計量失敗があって、今回は何が起こるんだろうなと思ったら、何も起こらなかったんですけど(笑)。

平良 そうですね。ただの“いい人”でした。

――ただの“いい人”!

平良 計量のときも笑顔で挨拶してきて、みんな減量でダウンしてるときにピョンピョン跳ねたりしてたんで元気だなと思ってて。でも、試合になったら、案の定いきなりかましてきたんで気が強いなと思いました。

――今回のオッズって見ました?

平良 試合前に見ました。細かくは覚えてないですけど、ボクがすごい優勢だったなって。

――平良選手に100ドル賭けても1ドルちょっとしか戻ってこないんですよ(笑)。あれってプレッシャーになるんですか。

平良 なんにも考えなかったですね。ただ、みんなボクに賭けたくないだろうなぐらいです(笑)。期待されてるともあんまり思わなかったですけど。

――相手がデビュー戦だったとはいえ、2連勝中の平良選手が第1試合だったことに驚いたんですけど、そのへんは気になりました?

平良 いや、「ああ、第1試合なんだ」って感じです。最初はイヤだなと思ったんですけど。第2試合のほうがいいなって。

――第1と第2だと違うもんですか?

平良 第1試合だとちょっと緊張するので……イヤだなと思ってたんですけど、いまは「第1試合目からやってやるぞ!」という気持ちがありますね。

――第1試合目がイヤだったのは「もっと上で使え」というわけじゃないんですね

平良 まあ、いずれメインカードでやれたらいいなとは思いますね。

――前々回は相手( CJ・ベルガラ)が計量失敗してキャッチウエイトになったじゃないですか。「試合をしない」という選択肢はなかったんですか?

平良 ボクの中ではなかったっすね。松根さんたちも「達郎はやるんだろうな」ってわかってくれていたと思うし。「ちょっと考えようぜ」って感じではなかったですね。(カルロス・)カンデラリオのときは試合当日になって2週間後にやるかどうかって日本じゃあんまり考えられないパターンだったので……。

――カンデラリオが試合当日に体調不良になったことで、試合を2週間後に延期するかどうか決断に迫られて。

平良 UFCからその話があったときにボクはすぐに「やりたいです」って言ったんですけど、まずはいろんな情報をまとめていったん考えてみようということになって。みんなムカついていたけど、ボクの前で相手の話をしないでおこうって感じで気を使ってくれてましたね。

――今回も圧勝だったから、ボクはてっきりランキングに入るかなと思ったんですけど、なんと入りませんでした。

平良 うーん、べつにこの相手に勝ってランキングに入りたいとも思わなかったですし。

――なるほど!

平良 しっかりランカーに勝ってランキングに入りたいなってのがいまのボクの気持ちですね。

・6週間のひとりタイ修行
・セフードのところに行きたい
・フェゲレードvsモレドの感想
・堀口恭司vs扇久保博正の感想……まだまだつづく

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