執筆講座用のメモ書き

「男もすなる日記といふものを女の私もしてみんとてすなり」

日本を代表する古来の作家が残した、女性視点もの日記の冒頭(のうろ覚え)ですが、こういう「視点を持ってみる」というのが大事だみたいなお話。

小説家、脚本家、原作者、メインライターなんかのキャラを描く人はみんな心の中に複数の人格を持っていたりするんだと僕は思います。キャラが勝手に動くとか、キャラと話してみるとか、そういう独立した動きをする登場人物は概ね作者の人格の可能性ではないかと。

こういう話をすると、我々作家陣を貶してバカにしてマウントを取りたい系の読者が(※ただし、彼らもとても優秀で素晴らしい読者であることも忘れてはいけません)、

『作者自身より頭のいいキャラは描けない』

ということを話したりしますが、実際本当は書けたりするのが面白い所です。たとえばIQ180の天才少年を描こう! という場合、そういう人格だけで勝負するのではなく、世の中の頭のいいキャラクターや参考文献から調べて抽出して、言動を生み出せるわけです。できてないと感じさせた場合は調査、精査不足か、単にイキりたいだけでしょう(※多くのイキッた読者は基本的に上から目線で作品を楽しむものなのです。これもエンターテイメントなので、それもとてもありがたいのですよ)。

なので、せっかくTwitterやLINEなどの「文字だけで表現できる」という神ツールがある時代なので、せっかくだから作家さんたちはキャラクターなりきりプレイをしてみるというのもいいのではないでしょうか?

僕も近々なんか始めてみます!

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