MシリーズMacのSSDケースGen2問題
新年度が始まり、そろそろ使っていないiMacを処分しようかと思いましたが、500GBの内蔵SSDは活用したいと思います。バックアップ用にするか、作業用にするか、まだ決めていませんが、どちらにせよ外付け用SSDケースが必要です。
今回は、そんなお話です。
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MシリーズMacはGen2が使えない?
iMacの修理で書きましたが、iMacは内蔵HDDが故障したので、SDDに交換しました。今では全く使わなくなったiMacですが、軽い作業なら使えますし、勿体無い精神も働き踏ん切りが付かずにいたのですが、新年度を機に処分することにしました。
ただ、SSDは活用できるので、2.5インチSATAの外付けケースを購入しようと思います。ちょうど、Amazonで新生活応援セールも始まっていたので、時期的にも良い感じです。新しいものを購入するのはワクワクします。
ちなみにSSDは、Crucialの2.5インチ内蔵SSD(500GB)です。
購入したいSSDケースに目処をつけて、ユーザーレビューを確認していると「MシリーズMacだとGen2にならない」という書き込みを見つけました。
他にもUSB3.2 Gen2(以下Gen2)を謳っている2.5インチのRAIDケースで同様の書き込みがあり、メーカーでもGen1になることを確認したと書かれていました。
どうせ今買うなら、Gen2が欲しいと思い、さらに調べているとセンチュリー社の「カンタンBOX2.5 USB10G」が、候補に上がりました。
ただ、ネットの情報だけでは危険です。ファクトデータを確認するには、メーカーに確認するのが一番です。
早速、センチュリー社に問い合わせしたところ「カンタンBOX2.5 USB10G」は、MシリーズMacでGen2を使え、実機でも確認しているという回答がきました。
さらに、同社に限らず他社でもMacの新しいUSBチップと製品のUSBチップの仕様が異なるため、同じGen2でも互換性の問題が起こり、自動的にGen1で認識してしまう製品があるという丁寧な説明もありました。
SSDケースの確認
届いたパッケージを見た第一印象は「小さい! 軽い!」です。2.5インチのケースですからそりゃそうですね。
本体は樹脂製で、ヘアライン加工が施されており高級感があります。ただし、側面はそのままなので少し残念ですが、私はモニター裏の見えないところに設置したので、あまり関係ありません。
実測はというと?
さて、お楽しみの実測です。M3 MacBook Airに直接繋いだ状態と、ハブモニターに繋いだ状態で計測しました。
結果は、どちらでもほとんど同じでした。直接繋いだ方が若干速いのですが、誤差の範囲でしょう。
現在、主流のSATAは第3世代で、転送速度の理論値は6.0Gbpsですが、最大値は600MB/sです。Crucialの2.5インチ内蔵SSD(500GB)の場合は、「読み取り560MB/s、書き込み510MB/s」が上限です。
どんなに最大10GbpsのGen2を謳うSSDケースだとしても、SATA規格のSSDを使うのであればこれが上限ですが「読み取りで500MB/s以上は出ると良いなぁ」と思っていました。結果は上記の通り。数回計測してみましたが、500MB/sを超えることはありませんでした。
とは言え、数値的にはGen2の半分ですが、HDD(NAS)と比べると格段に速くなっています。バックアップ用にするか、作業用にするか、まだ決めていませんが、今後はストレージとして活用したいと思います。
残念ながら、今回の計測結果が速いのか、普通なのか、はたまた遅いのか、他社との比較をしていないのでわかりません。お金と時間に余裕が出たら、Gen2を謳っていてもGen1になるSSDケースで試してみたいものです。
なお、「HDDと比べるなら、Gen2でもGen1でもどっちでも良いのでは?」と言うツッコミは無しでお願いします。
センチュリー社について
この会社は、ずいぶん前からMac関連の製品を販売していると記憶したので調べてみると、1995年に現Apple社と正規販売代理店の権利を取得していました。Mac専門店の「秋葉館」も展開しているので、昔、Macworld EXPOの帰りに寄っていたのかもしれません。
もう一つ覚えていることがあります。iMac2017をどうにかしてモニターアームにつけられないかと考えていた時に、トリッキーな製品を見つけました。この製品が、センチュリー社から販売されていたモニターアームで、見つけた時には「iMacと一緒に浮いている台は、小物を置く棚になりそうだな」と思ったのを覚えています。(結局、購入するまでは至りませんでした)
現行のiMacでも同様のものが販売されていましたので、ご紹介して今回は終わります。
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