『水のように生き、水の力で人を癒す』ということ

僕は『水のように生き、水の力で人を癒す』という命題のもと日々を生きようと切磋琢磨している。

結局それってどういう意味なのか?とよく聞かれるので、ここに綴ってみたい。

アンパンマン理論

その前に、ちょっと大前提となる話をしたい。

前回の投稿で、小学校時代の引越しが与える影響について、カウンセラーから指摘を受けたことを書いた。

それは、子どもの頃に自分の感情を押さえ込む癖を付けてしまっていて、要するにこれはインナーチャイルドを否定することであり、自分自身を否定することである。

それで人生うまくいくわけがない。
だからこそ苦い経験も味わった。

周りから色々なアドバイスをいただく中で、そのポイントを表現するのに分かりやすく例えた理論を見出した。

それが『アンパンマン理論』だ。※自分で勝手にそう呼んでいるだけ

アンパンマンはジャムおじさんの作るあんパンによって力がみなぎり、困っている人たちを助けることができる。

逆にバイキンマンによって頭を汚されると力が出ない。

僕はここに面白い真理があると思った。

アンパンマン=自分自身
ジャムおじさん=周りの助けてくれる人や、癒しを与えてくれるもの
バイキンマン=ストレスやネガティブなもの

自分の力を発揮するには、そもそも想いの詰まった美味しいあんパンが無いと動けない。

だからまず先に自分を癒すこと。そうすれば良い状態で困った人たちを助けることができる。自分の心に余裕がないと周りのために何かすることができなくなる。

誰かを癒すにはまず自分が癒されること。
自分自身を徹底的に癒すこと。

そのためには自己を否定せずに自然体でいるのが一番だ。

『上善如水』の実践

前置きが長くなったが、ここで伝えたいのが水のように生きるだ。

ここでいう水のように生きるとは、かの有名な老子の教えで『上善如水(上善は水の如し)』という表現のことだ。

僕はこの言葉が大好きで、このように生きたいと常日頃思っている。

『上善如水』とは、一番良いのは水のように生きることだよ、という意味。

これを説明する上でこちらのリンクを参考にしてもらいたい。
解説したサイトがたくさんある中で個人的に一番わかりやすく書かれている。

上善は水のごとし|『水のような生き方』で順調な人生に!

・大河のようなゆったりとした気持ちである
・周りに恵みを与えながらも、決して誇らない
・岩をサッとよける水のように、誰とも争わない
・場所に合わせて柔軟に形を変える
・下へ下へと身を置き、謙虚に生きる
・いざとなれば岩をも動かす

水という存在はすごい。その水を最大限生かしたい。

そのためには自分自身が水のように生きながら、水の力を使って何かに貢献したい、自然にそう思うようになった。

『水の力で人を癒す』ための手段とは?

振り返るまでもないが、すでに僕は思いっきり水と関わっていたことに改めて驚愕する。

ワインに魅了されてソムリエの資格を取り、その他様々な飲み物に興味を抱いてドリンクスタイリストとして活動し、

大地からの贈り物である温泉好きが講じて温泉ソムリエの資格まで取り、

ホテル時代から関わっているサービス業(商売)はもはや言うまでも無い。

そうやって今まで水の力の一部を受け取っておきながら、まだまだ本質的ではなく、表面的な表現しかできていなかった。自粛期間中にそれに気付いてしまった。

川の源流へ行って名水と言われる水をその場で飲んでみたい。

滝へ言って水の勢いとその力を感じ取りたい。

酒蔵やワイナリーを改めて訪問してその想いを発信したい。

そうやって改めてきちんと水の原点を知ることが大事だと感じ、自粛が明けてから少しずつ動き出す。※旅路はインスタをどうぞ

自粛期間に一度仕事がリセットされたのもあり、今までとは180度違う方法を試し始めている。

自分では知らず知らずのうちにすでに種は撒いていたようで、その中の一つは、ものづくりだ。

昨年収穫したぶどうで作り上げたオリジナルワインの「LEGARE」は、様々な想いを伴いながら、その真意を伝え、飲んだ人に楽しんでもらう。

そんな「当たり前のこと」を体現したような活動に改めて感動した。

こうやって水を介して想いを紡ぐ活動はどんどんやりたい。

また、分かりやすく水の力で人を助ける活動もしたい、と考えるようになった。

ということで、水と衛生専門のNGO団体Water Aidに毎月寄付をすることにした。

昨年までNPOの理事として地域活性の活動をしていたが、やはり社会貢献や慈善活動には興味があるようだ。

水にまつわる問題は日本では水害が大きいが、世界ではもっと深刻。

世界では10人に1人が清潔な水を利用できておらず、また1分に1人のペースで新生児が不衛生な水や環境が原因の感染症で命を落としているらしい。

僕はこういう事実をほとんど知らなかったし、少額すぎる寄付で何ができるだろうか。

それでも誰かのためになっていると思うだけで心は満たされる気がする。

結論

『水のように生き、水の力で人を癒す』とは、

自分の存在を認め、自然体でありのままに生きながら、今まで育てた個性、培った経験や技術を駆使して人のために尽くすこと。

これを最大化する。

それが僕の使命だ。

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