近しい人が亡くなった

きょう、ぼくの師匠の妹さんが亡くなられました。

まだすごくお若いです。

お店にお母さんと2人で来て、妹さんのお猪口も用意し、一緒に献杯をさせて頂きました。

自分も5年前に30歳のいとこを亡くしているので、誰かを失った人の気持ちは、想像できます。

カウンターに座った師匠が目をおしぼりで覆っている姿を、真横で見ました。

気丈に振る舞ってはいたものの、会話が途切れた時に出るお二人のため息が、現実を受け入れられてないことを物語ってたように思います。

当然かける言葉はなく、ただただ側で見ていただけでした。

そばで見ながら、ぼくもいとこが亡くなったときのことを思い出していました。

亡くなった当初は現実が理解できず、不思議と涙は出ませんでしたが、葬儀場で棺に入った冷たい額に触れた瞬間にようやく理解しました。

焼き場に入れられる直前、棺を触りながら嗚咽して泣き崩れていたおじさんの背中。

肌寒い9月の夜、帰り道にいろんなことを思い出してました。

妹さんに直接お会いしたことはないのですが、お通夜に行って手を合わせて来ようと思います。

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