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新作写真集『感動、』のお知らせ

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なんだかすっかりご無沙汰してしまいました。

新作写真集『感動、』のお知らせです。

2011年に赤々舎から、写真集『感動』を刊行しました。
それから8年越しの2019年に、写真集『感動、』を、赤々舎より刊行します。

『感動』(2011年)
『感動、』(2019年)

ささやかな『、』が加わっています。
ぼくは、このささやかな『、』に、人類が人類たりえた最古の哲学を見出しています。

すべて変わりながら何も変わらないまま、ひとつの点を穿つことでしか変えられないことがある。
表面上の面白さや、奇をてらった色彩、ひたすら過激になっていくだけの、目に見えるだけの刹那的なものが先行する今、改めて、思います。

画像2

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『感動、』

285×220㎜・140ページ・上製本
写真:121点
アートディレクション:寄藤文平
定価:4000円+税

11月30日までにご予約いただけたら、本屋さんに並ぶよりも早く、送料無料でお送りします。
2L判のプリント(掲出した右端の画像のイメージです)を同封致します。
東京都写真美術館でのグループ展『至近距離の宇宙 日本の新進作家 vol.16』のメインイメージにもなった写真です。https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3447.html
本が届くのは、12月中旬頃の、予定です。

ご予約は、こちら赤々舎のホームページより、「Add to Cart」をクリックでお願いします。
http://www.akaaka.com/blog/post-33.html

もし、なんらかの事情で、上記の赤々舎でのカートでの買い物が「むつかしい、、、」という場合、メールください。なんか方法、考えてみましょう。

24L、【2014】ブータンの翁 のコピー

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以下は、出版社からのコメントです。

この度、齋藤陽道の新作写真集『感動、』を刊行致します。前作『感動』(2011年)からの歳月を経て、待望の続編となる一冊です。

「感動」とは何か--言葉をあてがうことを避けた沈黙の中で、豊かなわからなさと真向かいながら、齋藤陽道は写真を撮りつづけました。
今、ここに生きて在る、その存在どうしが交差する瞬間。
未知の存在と、世界と、自分。これらを貫いて、なお繋ぎなおすことができるもの。
「感動」こそが、写真として、人としてのすべての起点であり、ないがしろにはできないものであることを直感してきたのです。

「逃れえないこの身体、この国、この時代。ここから動けない。それでも進んでいく。進んでいる。どこへ。内側の奥へ。底へ。底へ。外見上では何も変わらないようでいても、その裡では、生老病死に染まりながら、諦めても諦めきれず、それでもなんでかあの果てへと深化していくものがある。」

深化する感動。
写真集『感動、』は、時間の中を呼吸しながら、深化の力を信じ、その現象を一冊として体現しています。
水滴が石を穿つように、ひとりずつの内側にある「深化するもの」。今はもういないものたちも存在する、その軽やかな重み。
見え難い、それでもなお、何ひとつ終わっていない未来を望もうとする願いが、ささやかな「、」には込められています。

『感動、』が多くの方の手に受け継がれますよう、何卒よろしくお願い致します。

スクリーンショット 2019-11-06 15.08.04

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