チェイナーの回し方

100枚解説

統率者

《狂気を操る者チェイナー》

BBB+3ライフで何度でもリアニ出来るジェネラルだが即リアニするには合計3BBBBB+3ライフが必要で速い環境では間に合わない。かと言って出さないで勝てるかと言うと黒単と言う固有色上それも難しい。なので基本路線はとにかく《チェイナー》が場に出て自由にリアニ出来るまで生き残ることを目指し、高速卓では1回目のリアニは相手のコンボを弾く為リソース捨ててでも行うつもりで動き、低速卓ではチマチマと何度もアドバンテージを取るリアニを繰り返すのが基本的な動きになる高速デッキ相手に1発目の動きを止める必要があり、低速デッキ相手にはアドバンテージを稼ぐ必要があるがチェイナーが場を離れるとナイトメアは追放と言う能力のせいで場持ちが悪い為アドバンテージ得るにしてもcipやpigでアドバンテージを得れるクリーチャーを構築段階から選ばらなければならない。この辺のバランスを常に考える必要があるが逆に言えば環境に合わせて微調整が出来るのがチェイナーの面白さでもある。

土地
《沼》27
サーチを奪われることもなく、山にもならず、タップインもしない安心感。
cEDH卓だとcEDHのイメージから特殊地形の方が強いイメージがあるが、cEDH卓ではチェイナーは毎ターンのように《Lake of the dead》で動き続けなければいけないので《沼》の多さが強さにつながる。

《風変わりな果樹園》
チェイナー5色化のために入っている1枚、釣り上げた相手のクリーチャーの起動型能力起動したり、《仕組まれた爆薬》を烈日2で置けるだけで壊したい置物は大体壊せるので活躍する場面は大きい。
色マナ土地としても現環境で卓内に黒も5色ランドを使うデッキも全くいないことは稀なので大抵黒は出せる土地として使える

《ファイレクシアの塔》
サクり台兼マナブースト。
高速卓では小さいとは言えマナブーストになり、低速卓では《ファイレクシアの塔》+《沼》で出し入れが可能になる。
《難題の予見者》のマナコストになるのも地味だが重要な点。小技として「チェイナー起動を宣言、コスト支払いの時点でチェイナーサクって支払い」と言う動きが出来る。

《Bazaar of Baghdad》
共鳴者、最近はハンデスに寄せていないので適当に使うとアド損がじわじわ響いてくる。
手札0の時は問答無用で使う、1枚の時はブラフも出来なくなるから使わない、2枚の時はハンド1枚は残るので使う、3枚以上の時はハンドにもよるが大体使う
と言う感じ

《Diamond Valley》
チェイナーで相手の《流浪のドレイク》か《パリンクロン》釣ってお手軽無限マナ無限ライフが基本の使い方だが、最近はしっかり戦闘してくるジェネラルも多いのでライフゲインも意外に役に立つ。
能動的な採用と言うよりはメタカード寄りなので「チェイナー組みたいけど《Diamond Valley》買いたくない」とたまに言われますが基本的にいらないです。

《爆発域》
ターンさえ使えば何でも壊せる万能土地
ちゃんと出すタイミング考えれば、現環境でこれを機能不全に出来るのは《血染めの月》《月の大魔術師》くらいで、これで壊したい置物は白のSTAX系の置物が多く、白のSTAX系置物を多用するデッキは《血染めの月》でハマることが多いため《血染めの月》退かしに来て解放されることもある
「《爆発域》を止めているカードを退かすと、《爆発域》で僕を止めているカードを退かして勝つぞ、だから動くな」と言う動きをし、リアニで釣る予定の生物を素出しして圧をかけ自分の都合良いようにゲームを動かせれば理想的

《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
マナ能力持たない土地を使いやすくするのはもちろん、黒マナ出る特殊土地も《Lake of the Dead》でサクれるようになるのも強い。
ただし、チェイナーをパクられたりコピーされたりすると大惨事になりかねないのでその点は注意。

《Lake of the dead》
BBBBが出るので《夏侯惇》釣って《Songs of the Damned》キャスト出来るのが強い。
最近は《陰謀団の貴重品質》が黒単EDH必須だと思われているらしく高騰しているらしいが、個人的には《陰謀団の貴重品質》は「《陰謀団の貴重品質》《沼》*4」でやっとマナが増えるため5ターン以上戦うくらい遅くて《沼》を安定して置き続けられるデッキでない限り《Lake of the dead》のほうが良いと思う。
《穢れた血、ラザケシュ》や《来世の警告》などの複数枚サーチしてフィニッシュするルートの時は0マナから大量マナを出す手段でもあるので、簡単に他の土地でセットランド権を使わないことも重要になる。

クリーチャー
《歩行バリスタ》
おにぎりウーズ(《壊死のウーズ》、墓地に《Phyrexian Devourer》+《歩行バリスタ》)用のコンボパーツ。
序盤にX=1か2で置くだけでティムナが1/1のマナエルフがいるところへ戦闘しにくくなったりと、相手の戦闘計算が狂うので割と仕事もする
インスタントタイミングで任意のカードを2枚を墓地に落とすのは難しいが1枚だけならば《納墓》があるので、先に墓地に置いておけば《壊死のウーズ》が強烈な牽制になる。軽いマナで能動的に墓地に置けるのも強み。

《臓物の予見者》
サクリ台、その1
最近はサクリ台がどうしても必要になるのは勝つ直前が多く、どうせ墓地にいても再利用できるので再序盤は占術1のソーサリーとして占術した方が良いことが多い

《屍肉喰らい》
サクリ台、その2
たまーーーーに墓地にいる時に《壊死のウーズ》がこの能力を持って、《トリスケリオン》の能力でピチピチ飛ばしたりする。どこかの墓地に《鏡割りのキキジキ》がいると無限。友情!
パンプ能力もありブロックされにくいので「ブロック出来ないしどこでもいいから殴るか」という時はライフ高いとこ殴ると良い、これは最終的な勝ち手段として《アスフォデルの灰色商人》や《夜の星、黒瘴》を出し入れしてフィニッシュすることがるため。

《朽ちゆくインプ》
共鳴者
起動型能力の効果ではなくコストで捨てられるのが良い。
チェイナーは共鳴者が多く対戦相手にしてみると「どうでもいいクリーチャー」なので墓地を5、6枚にしておいて、「ブロック後2/2にして相打ち取れるぞ」という形にしておくと殴られにくい

《極楽の羽ばたき飛行機械》
5cにもクリーチャーカウントにも貢献する凄いマナファクト
戦闘ダメージ誘発のジェネラル相手には後半チャンプブロッカーとして使えるので飛行持っているのも地味に偉い
ただし《無のロッド》系や《呪われたトーテム像》系どちらにも引っかかるのでマナ源としての信頼性は低い、《チェイナー》出すために使うようにして能力起動用は《沼》に任せたい。
クリーチャーカウントについては後述。

《鉛のマイア》
5c化に貢献しなくなったとは言えクリーチャーカウントできて黒マナが出るだけで充分。
もちろんマナ源としての信頼性は同じく低い

《マナキン人形》
《鉛のマイア》の完全下位互換、後述するがチェイナーはクリーチャーカウントが重要なので《秘儀の印鑑》《炭色のダイアモンド》は入らずに黒マナでないこんなマナマイアが入る。

《ミリキン人形》
マナ出しながら墓地肥やせる凄い奴。
基本的には何も考えずに使っても大丈夫だが、チェイナー殺されまくったり、針刺されたりしたうえにリアニスペルも持ってないとかでリアニ出来るのが相当先な時だけは起動しない方が良いこともある。
チェイナーは対戦相手ターンには黒マナしか必要ないが墓地肥やしは自分のターン直前でやりたい点がやや噛み合わない、無色マナの使い道があるなら自ターンで、無いなら相手ターンに起動すると良い。

《疫病のマイア》
マナマイアその4
感染持ちのため、チャンプブロックでもサイズ下げられるので複数殴り先がある場合は殴られにくくなるため牽制になる点も偉い。
一応チェイナーで釣ったら5パンで毒殺出来るが何度も攻撃が通る訳ない、《スランの医師、ヨーグモス》で増殖する事も考えて毒は1人に固めるのではなく3人にばら撒いた方がよい(どちらにしろ毒殺の期待値は低いし)

《面晶体の這行器》
最弱マナマイア、それでも入る。
そもそも《鉛のマイア》で書いたようにアーティファクトと言うだけでマナ源としての信頼性は低く、使えなくなったら即死しかねないため「相手のターンに構え続けるチェイナー起動用マナ」としては使いにくい。
他のスペルに使うマナとして割り切るならば無色マナでも問題ないため、《秘儀の印鑑》よりこちらを優先している。
マナマイア全てに言えることだが《Mystic Remora》すり抜けるというのは地味に強い、EDHやり慣れている人は序盤で不用意に引かせるようなことはしないので自分だけマナ加速できるというのは大きい。

《Soldevi Adnate》
クリーチャーカウントが大事な理由その1
上記マナマイア達で無色2マナをBBに変換したり、ファッティをリアニスペルで釣り上げて黒マナに変換してチェイナーキャスト等、色々と器用に動ける1枚
《ファイレクシアの塔》と同じくチェイナーを生け贄に捧げてチェイナーを起動できる。特に《穢れた血、ラザケシュ》を釣る時は使い終わった《Soldevi Adnate》をサクれるのでかなり重要なテク

《ファイレクシアの破棄者》
墓地で待機するのが主な仕事
最近の流行りだと《食物連鎖》を止められるのが強い、何も指定する者がいないときは《フェアリーの忌み者》でも指定しておこう。
《真髄の針》と違って《屍肉あさりの地》止められないので注意

《ダウスィーの虚空歩き》
追放したカードを使うにしてもクリーチャーなら何度でも連続で使える《チェイナー》の方が使いやすい
それでも《死の国からの脱出》や《ギトラグの怪物》のような《チェイナー》では間に合わないカードのために使う。
それらを構える必要がない時は出さない方が良いし、出してもさっさと使ってしまうほうが良い(虚空カウンターが置かれていればいい為、残りの追放されたカードも《ダウスィーの虚空歩き》をリアニすれば再度使えるため)

《ダイアモンドのライオン》
タイミングを選ぶが選べば最強のマナ基盤だった《ライオンの瞳のダイアモンド》が召喚酔いのせいでタイミングを選びにくくなった
とは言えハマれば《ダイアモンドのライオン》と同じように使えるので入っている、期待せず雑に出した方が良いことが多い

《敵対工作員》
序盤は構えすぎると《チェイナー》出すタイミング逃すことが多いのでフェッチ先盗めればラッキーくらいの気軽さで出し、マナに余裕が出る後半は逆に常に構えたほうが良い
《朝の歌のマラレン》と合わせれば墓地を使わない勝ち手段にもなる

《沼の妖術使い》
共鳴者かつマナブースト
マナ能力でディスカード、そのままチェイナーのリアニコストに使えるのは本当に噛み合っている。
チェイナーがいる時に《ルーン傷の悪魔》か《ラザケシュ》捨てて起動できれば大抵勝つ。その分警戒されるのでこいつがいると召喚酔い融ける前にチェイナーが殺されがち、でも強い。

《熱心すぎる弟子》
使い捨てだが起動コストにマナもタップも要らないため《沼の妖術使い》以上の噛み合いを見せる。
《熱心すぎる弟子》で出したマナでチェイナー起動して《熱心すぎる弟子》リアニすれば3ライフで好きなカードを1枚捨てることが出来る。
一見意味なさそうだが《Songs of the Damned》のマナ増やしたり、おにぎりウーズパッケージが手札に集まっちゃった場合などに有効

《朝の歌のマラレン》
7ドロー絶対許さないマン
インスタントタイミングで釣り上げて7ドローをスカしたり、自分のターンの直前に釣りあげて《敵対工作員》サーチしたりする。
素出しは基本的にしないが、下家が絶対1枚で勝てないと読み切れ、かつお互いリセットが必要と利害が一致した時のみ素出しして《マラレン》ごとリセットしてもらったりする。

《疫病造り師》
墓地と戦場の反復横跳びで単騎ジェネラルを殺す
使い終わったどうでもいいPWサクられることもあるので一概に《肉袋の匪賊》より強いとは言えないが、ハンデス能力のおかげで《悪ふざけの名人、ランクル》と合わせてハメ殺すプランも取れるのは強み

《壊死のウーズ》
コンボパーツだが、素出ししても充分強い
マナ能力持っているだけで及第点、タイミング見て上手く《ラザケシュ》落とせば勝てる。

《精神を刻むもの》
黒単で手札意外をリソースに出来るチェイナーにとって最強の露払い
ハンデスで巻き込まれてもいいように多目に土地を入れているので前半に運良くサクれるようならさっさとサクるべき、全員土地事故るなら自分が一番回復する確率が高いはず。

《ディミーア家の護衛》
変成がメインでサクり台は隠された能力に見えて《肉捻り》で持ってこれるサクり台の方が使われる。
適当に《殺し》や《滅び》辺りに変成して墓地でサクり台として待機しておく動きが強い。

《難題の予見者》
デモコン寿司対策。《タッサの神託者》のキャストに対応して釣って《Demonic Consultation》を追放する為のもの。
《難題の予見者》に対応して《Demonic Consultation》を打つことも出来るが、《Demonic Consultation》解決後《タッサの神託者》解決前に《難題の予見者》が場を離れるとドローが誘発してライブラリーアウトさせられてしまうので、相手にしてみれば《Demonic Consultation》は打ちにくい。
単純にコンボ前の前方確認としても優秀。

《肉捻り》
メインの仕事はコンボ時に《壊死のウーズ》(おにぎりウーズ)、《隻眼の将軍 夏侯惇》(夏侯惇songループ)、《ディミーア家の護衛》(サクり台)、《スランの医師、ヨーグモス》(《伝国の玉璽》《吸血の教示者》で積み込んだカードをハンドに入れる)のどれかを足りないパーツを持って来る事。
Twitterで使い方がよく分からないとか書かれてるが、よっぽどする事がない時や明確にサーチしたいものがない以外は使わなくて良い。本当に他にする事が無いなら長期戦見込んで《真面目な身代わり》か、疑似共鳴者・疑似サクり台・ハメ技と使い道が多い《悪ふざけの名人、ランクル》が無難

《スランの医師、ヨーグモス》
クリーチャーカウントが重要な理由その2
こいつのおかげで後半引いた《伝国の玉璽》が腐りにくくなった。
ただし、チェイナーはバルソーと違って引けば引くほどコンボに繋がるというようなジェネラルでも無いので無計画にサクり続けるとリソース失うだけで簡単に止まる。ご利用は計画的に。
サクり台としての能力が優秀すぎて忘れられがちだが共鳴者でもある、効果はオマケ程度だが《仕組まれた爆薬》育てたり、前述した《疫病のマイア》の毒増やしたりと全く使えない訳でもない。

《貪欲なチュパカブラ》
4マナと言うサーチしやすさと対象制限の少なさが偉い。
制限全くないわけではなく対戦相手のコントロールするクリーチャーのみなので擬似サクり台としての運用は出来ないことに注意。

《顔無しの解体者》
場に出た時の追放能力と場を離れた時の戻す能力が別個になっている古いテキストのナイトメア能力なので、「場に出た時の能力にスタックして《顔無しの解体者》を場からな離す」と戻る能力が先に解決して、次に追放されるので永久に追放する事ができる(基本技だが最近mtg始めて知らない人が多いと感じたので)事を利用して追放除去として使える
さらにチェイナーへの除去にスタックして釣りあげてチェイナーを追放、チェイナーが場を離れた事により《顔無しの解体者》が追放、《顔無しの解体者》が場を離れた事によりチェイナーが戻ってくる、このチェイナーは新しいオブジェクトで除去を対象不適正にしたり
他にもコントロール奪われたチェイナーを追放してチェイナーが場を離れた事により《顔無しの解体者》が追放され自分の場にチェイナーを戻すことでコントロール奪い返したりと、チェイナーだと本当に器用な動きをする1枚。

《隻眼の将軍 夏候惇》
基本は《Songs of the Damned》を回収してそのマナで《隻眼の将軍 夏候惇》をチェイナーでリアニして、《Songs of the Damned》を回収して…の繰り返しでライフをマナに変え、《アスフォデルの灰色商人》や《夜の星、黒瘴》でドレインして無限ドレインするのに使う。
ポータル三国志で起動タイミングの制限が「攻撃クリーチャーが指定される前」と聞き慣れないタイミングだが、このおかげでライブラリーアウトされた時でもチェイナーさえいればインスタントタイミングで勝つ事が出来る。
最近は《大いなる歪み、コジレック》のコストの為にカウンターしなきゃいけなさそうなマナコストのカードを回収するのにも活躍。

《真面目な身代わり》
大昔は強カード扱いだったらしいが今時使ってる人はいなさそうな昭和のEDHカード。
cipとpig使い回せるチェイナーだと普通に現役、《真面目な身代わり》をまともに使えるのはおそらくチェイナーくらい
当然だがcipにスタックしてサクれば先にカード引くことが出来る、《吸血の教示者》などで相手止めるカードを何が何でも手札に加える必要があるときなどに重要。

《悪ふざけの名人、ランクル》
使い方はディスカードほぼ確実に選ぶ、クリーチャー生贄は盤面次第、ドローはよっぽどの事じゃないと選ばない。
チェイナーは弱いデッキで、カード1枚の価値は他のデッキより低い事を念頭に置いて「全員リソース失うならば強力カード失う対戦相手の方が相対的に損失は大きく、全員リソース得るならば強力カードを得る対戦相手の方が利得が大きい」って事を常に考えて全員リソース失う方向で立ち回る。
土地を切り詰めてブッパなし特化した相手なら初動を止められればディスカードと生け贄選び続けるだけで機能不全に陥ってくれる。

《アンデッドの大臣、シディシ》
「自身を濫用すれば3マナで何度でもサーチ出来るからチェイナー最強カード」とたまに思われてるがそんな事はない。
BBBを何セットも用意出来ないし万能サーチクリーチャーが墓地にいる状態が長く許される訳がないので1回のサーチで勝たなければならない、そんな中で《Sacrifice》用コストにしにくく、しても5マナしか産まないのは弱い。とは言え《ルーン傷の悪魔》と《ラザケシュ》が噛み合い過ぎているだけで採用するには充分な強さはある。

《アスフォデルの灰色商人》
上記した夏侯惇ループの時のフィニッシャーが基本の使い方だが普通に釣り上げても充分。チェイナーと合わせて信心4で出せれば12ゲイン、チェイナーで釣り上げたなら差し引き9ゲインで破格の回復量。
《無情の碑出告》や《殺戮の神、モーギス》のような全員のライフ削っていくジェネラルいる時は1枚でフィニッシャーになる事もあるので余裕があればバレないようにサーチしておきたい。

《悲嘆》
《Soldevi Adnate》やサクり台があるときはもちろん、サクり台がなくマナがあるときでも基本的に想起で出す
まず1人を対象に見て、もう1人チェイナー起動で「ドローステップ中にえいっ!w 」が基本。ただし手札を見るわけではなく公開な為、残り1人も自分が止めることになるパターンが多いのでタイミングは慎重に

《Phyrexian Devourer》
おにぎりウーズのコンボパーツとしか言いようがない。
生贄に捧げるのは常在型能力で起動型能力とは無関係なので、《壊死のウーズ》単騎で殴って通ったら《Phyrexian Devourer》の能力起動しまくって戦闘ダメージで殺すと言う小技もある。

《トリスケリオン》
おにぎりウーズのコンボパーツ
《歩行バリスタ》の方が小回りが効き使いやすいがこちらは+1/+1カウンターを使い終わっても場に残るというメリットがある、《Sacrifice》や《Soldevi Adnate》で生贄に捧げれば6マナになるので、3点飛ばして6マナにしてリアニして《トリスケリオン》に2点どこかに1点、さらに釣り上げて3点で合計7点飛ばせることが出来る。
《トリスケリオン》に限らず6マナという重さは《Sacrifice》することでチェイナー2回分になるので1つの基準になる。

《夜の星、黒瘴》
ほぼ《アスフォデルの灰色商人》と同じだが《倦怠の宝珠》に引っかからない、戦闘能力も優秀と言うメリットがある。
デメリットとしては6マナと言う重さ(上記したようにメリットにもなりうる)、5点固定なので《アスフォデルの灰色商人》の方が大抵の場合で回復量は多いなどがあるがどちらもチェイナーにとっては優秀。

《虐殺のワーム》
刺さる相手と刺さらない相手がハッキリしているカード。
しかも6マナと色拘束のせいで刺さる相手には間に合わない事が多い、高速でマナエルフ並べるジェネラルなんかには1回目はチェイナー以外のリアニ方法で釣るか《毒の濁流》や《滅び》などで一度流しておきたい。
緑相手だと1度挫くと《ランクル》ハメしやすい

《墓所のタイタン》
「黒タイタンで3回殴ると人は死ぬ。黒タイタン理論」
とか冗談半分で言っているが本当は「10点殴って、次14点殴るぞと脅せば能動的に動かざる得なくなる」と言うのが重要なポイントで、能動的に動かしてマナを使わせて隙を作ると言うのが主な仕事。
誰かのコンボを止めている人を殴るとゲームを壊しかねないので難しいカード。STAX系置物が多く置かれ動きが鈍くなると冗談ではなく3回殴って殺しにかかれる

《ルーン傷の悪魔》
チェイナーを《納墓》の1枚コンボデッキにしている1番のキーカード
《チェイナー》で《ルーン傷の悪魔》リアニ《Sacrifice》サーチ、《ルーン傷の悪魔》を生け贄に捧げて黒7マナを出す、そのうち3マナ使って《ルーン傷の悪魔》を再びリアニして次は《生き埋め》サーチ
《生き埋め》撃っておにぎりウーズパッケージ完成、必要マナは黒4マナ含む6マナ、チェイナーの基本ムーブになる。詳しくは後述

《穢れた血、ラザケシュ》
クリーチャーカウントが大事な理由その3にして最大の理由
主な仕事は他にクリーチャーが1体以上いる状態で《チェイナー》で釣り上げ、他のクリーチャーをサクって《Sacrifice》サーチ
(他にクリーチャーいなければ)《チェイナー》サクりナイトメア追放にスタックして《ラザケシュ》を《Sacrifice》、《来世の警告》をサーチしてキャストして《Lake of the Dead》《生き埋め》《再活性》サーチでおにぎりウーズ完成と言うコンボ要員
他にも《壊死のウーズ》に能力与えて《Phyrexian Devourer》と《歩行バリスタ》共鳴者集めたりと色々なルートに絡んでくる。
もちろんこんなカードが公開領域に見えただけで警戒されるので捨てられる時でも手札に隠しておかなければならない。

《約束された終末、エムラクール》
基本は次ターンで勝てそうな人のターンをコントロールし、勝ちを貰うカード。
13マナなので《コジレック》で書いた変則夏侯惇ループももちろん使える、さらに点数で観たマナコストは13マナだが13マナ以下で出てくるので《Sacrifice》するとマナブーストになり、《チェイナー》キャストするところから始められる可能性も高い。
基本技だがターンをコントロールしている間はジェネラルが領域移動したときに統率者領域に置くかどうかも自分が選べるので「相手のジェネラルを自分に攻撃させて《エムラクール》でブロック、墓地に置くことを選ぶ」ということができる
小技としては相手が《呪文滑り》コントロールしていた場合、《呪文滑り》は呪文や能力全てを対象に取れるのでどうでもいい能力、例えばフェッチ起動に対してファイレクシアマナで能力起動して2の倍数ライフを無駄に支払うと言うことが出来る。

ソーサリー
《再活性》
リアニスペルその1
チェイナーが起動できないときやもっと安いマナでリアニする必要がある場合に活躍する。
比較対象は《Dance of the Dead》《動く死体》《ネクロマンシー》
エンチャント破壊や《もみ消し》ケアできるが《精神的つまづき》が引っかかる

《伝国の玉璽》
黒単の基本サーチその1
前半ならば何も考えずに撃っていいが、中盤以降になると警戒されるので即引けるか墓地に落とせるかでない限り不用意に打たないほうが良い。

《Demonic Tutor》
MTG史上最強サーチ、強すぎて何も言うことがない。

《生き埋め》
チェイナーにとっての最終キーカードであり様々なルートの最終的なゴール。
基本は《壊死のウーズ》《Phyrexian Devourer》《歩行バリスタ》と落としておにぎりウーズで勝つが一部が追放されていたりして出来ない場合は、《夏侯惇》《アスフォデルの灰色商人》《ルーン傷の悪魔》と落として夏侯惇ループに繋げる。
フィニッシュ時のみに必要になるカードでライブラリーに眠っていた方が良いのでマリガンでデッキに戻す必要があるならばデッキボトムに埋めてしまいたい。

《滅び》
チェイナーは遅いデッキなので「盤面を遅くする」ということを考えるとどうしても必要になる。
小技としては相手のジェネラル見て「クリーチャー並べるデッキで盤面作った後ターンを回すデッキ」だと思ったら《ディミーア家の護衛》を《滅び》に変成しておくと一気に動きが鈍くなる。
とにかく「チェイナーが戦えるくらいまで展開を遅くする」ことだけが目的なので「見せることで展開を遅くした」だけで仕事している。

《来世の警告》
黒い《歯と爪》、撃てば勝てるカード。《生き埋め》が表のキーカードなら《来世の警告》は裏のキーカード。
基本は「《Lake of the Dead》《生き埋め》《再活性》」のパッケージだが、こんなに上手くいくことは少ない。
置かれている妨害置物や使えるリソースによってサーチ先は変わるので、常に「今《来世の警告》撃てるならば何をサーチすれば勝てるか」を考えてプレイするとチェイナーの勝率は上がる(と思う)

インスタント
《暗黒の儀式》
チェイナーの起動回数1回増やすカード
序盤に加速したところであまり意味はないデッキなので余程の事がない限り手札に握っておくと良い。

《Songs of the Damned》
クリーチャーカウントが大事な理由その4
夏侯惇ループでのキーカードだが後半は普通に使っても7、8マナは出る。
手札にあるなら対戦相手にバレないうちに《永遠の証人》殺しておくと後々勝ちに繋がることが多い。

《Sacrifice》
今まで散々書いてきたようにキーカード、生贄は追加コストなので追放除去などに対応して撃つ場合は打ち消しも安心。
《Soldevi Adnate》に似ているがこちらは黒かアーティファクトに頼らない為、統率者税が重くなってチェイナー出せなくなった時に相手の墓地から1番重いのをリアニスペルで釣り上げてマナに変換と言う動きが出来るのも強み。

《外科的摘出》
墓地対策兼教示者対策
相手のフィニッシュムーブを止める際はマナがカツカツなので0マナで打てるのが強み
カウンターや《堂々たる撤廃者》をすり抜けられる《フェアリーの忌み者》、相手のライブラリーを強制シャッフルさせられる《外科的摘出》どちらにするかは好みや環境で

《吸血の教示者》
インスタントの《伝国の玉璽》(正確には《伝国の玉璽》がソーサリーの《吸血の教示者》だけど)。
後半に撃つ万能サーチはほぼ「次のターン勝ちます宣言」なので妨害構えられるが、自分のターン直前に打てると言うだけで《伝国の玉璽》とは違い単体でも後半腐らないず使い勝手は一気に良くなる。前半での使い勝手は一緒。

《納墓》
大抵の場合で《ルーン傷の悪魔》か《ラザケシュ》を落とす事で勝てるチェイナーでの1枚コンボ。
もちろん下準備が必要な為、それより早く相手が勝ちそうな時は他のユーティリティクリーチャーを落とさなければならない。
「いざと言う時《納墓》で落とせるし…」とニッチな状況対応する為のクリーチャー入れたくなったら「その状態になった時《ルーン傷の悪魔》落とせば勝ちじゃないのか?」って考えると採用かどうか判断する判断基準になる。

《殺し》
4マナでサーチしやすく、0マナで撃てる気楽さの為入っている。
《致命的なはしゃぎ回り》はチェイナー自身除去されやすいので安定感ないし、さらに追放除去で再利用しにくい。
《殺戮の契約》はサーチしにくいのと、長期戦するデッキで次のアップキープは来るため結局支払う事になはので《殺し》を採用している。この辺は個人的な好みが大きい。

アーティファクト
《宝石の睡蓮》
クリーチャー除去があまり飛んでこない高速卓では序盤に《チェイナー》を出し、相手への妨害を構えられるようになるので序盤強い
相手を妨害し自分の有利を築いていく中速・低速卓では序盤に《チェイナー》を出しても除去られると再キャストが困難になるので、序盤は弱く起動コストを構えながらキャストに貢献するので中盤以降強くなる
中低速卓だと感じたら手札に隠しておいた方が良いことも多い(7ドロー系とファクト破壊のどちらをケアするかによる)

《仕組まれた爆薬》
チェイナー5色化を進めた大きな要因
チェイナーにとって邪魔な不快置物は大体2マナ以下なので《沼》の他に黒以外の色マナがあれば不快置物を壊せる。いざとなれば《ヨーグモス》で増殖しても良い。

《魔力の墓所》
EDH最強と思われるマナファクトだがライフをリソースにして長期戦を挑むチェイナーでは《太陽の指輪》の方が強い。
チェイナーの起動までの速度に寄与するかどうかで出すか出さないか判断するので初手に持ってても出さない事もある。特に墓地対策スタートされた場合などはチェイナー最速で出せても意味がないので無意味に出さない方が良い。
1t目《敵対工作員》を構えられるかどうかと言う点や、後半引いた時に黒マナを1マナも減らさずにプレイ出来ると言う点で《太陽の指輪》に比べて強い。特に後者は黒マナが3の倍数だった場合などチェイナーの起動回数が1回変わるので大きい。

《ライオンの瞳のダイアモンド》
0マナで、チェイナー起動の黒マナ3がちょうど出て、ハンドも捨てられる。
噛み合い過ぎているのでチェイナーでは唯一の高額必須カード、EDH初心者にチェイナー勧めにくい唯一の理由。
小技としては使用出来るタイミングがインスタントタイミングに限られているがちゃんとマナ能力なので打ち消されない事。
手札捨てるのはコストなので《壊死のウーズ》が場にいて手札に《Phyrexian Devourer》《トリスケリオン》がある場合では起動した時点で相手は除去挟む事すら出来ずにおにぎりウーズが完成する事など。とても大事な小技。

《太陽の指輪》
1t目の《伝国の玉璽》《吸血の教示者》のサーチ先は大抵これ。
比較対象はやはり《魔力の墓所》だが《魔力の墓所》と違いグダっても死なない安心感がある。もっと言うとグダった場合に先に動かなければならないのは《魔力の墓所》のコントローラーなのでコントロールしていなければ動く側ではなく対応する側に回れる。受動的なチェイナーにとってこの点は大きい。

《魔力の櫃》
使い勝手は《太陽の指輪》と《魔力の墓所》に劣るがそれでもチェイナーの最速キャストに寄与してくれるので当然入る。
アンタップはアップキープのみでチェイナーの起動回数=構える回数が1回減るのは致命的なことが多いのでほとんど出来ないものとして計算した方が良い。
たまにラザケシュルートで《来世の警告》キャスト用に持ってくることもある(《Lake of the Dead》は《来世の警告》後に持ってこなければならないことが多い為)。

《厳かなモノリス》
《魔力の櫃》とほぼ一緒だが1t目に出ても2t目に出てもチェイナーキャスト速度はあまり変わらないのでこちらの方が優秀な事が多い。
更にこの2枚はリアニ前提の重いクリーチャーを素出しする為にも使うため、共鳴者がいない時に「チェイナーを構える」か「ファッティ素出し」かをアップキープに判断しなくて良いのも利点。

エンチャント
《Chains of Mephistopheles》
たまに共鳴者としても使える妨害置物
これを置くと手札から撃つようなドロースペルは全く撃たれなくなるので、効いてるのか効いていないのかよく分からない事も多いが大抵効いている。
《Mystic Remora》《リスティックの研究》をケアせずに引かせまくる人対策と言う面もある。
最近はテヴェシュ系のデッキの1発目を捌けた際に、2発目3発目への充填を一気に遅らせられることが大きい(1発目を捌くのは他の人だよりなのは黒単の宿命…)

《動く死体》
リアニスペルその2
チェイナーが起動できないときに活躍する。
比較対象は《再活性》《Dance of the Dead》《ネクロマンシー》
《再活性》に次ぐ2番目の選択肢、ライフ損失がないので後々のライフ計算は楽になるがエンチャントで割られやすいので場持ちは悪い。
ファッティ釣って圧をかける使い方よりもcipで仕事が終わるシステムクリーチャーをリアニしたい。

《Dance of the Dead》
リアニスペルその3
これもチェイナーが起動できないときに活躍する。
比較対象は《再活性》《動く死体》《ネクロマンシー》
ハッキリ言ってこの4種の中だと1番弱い。とは言え枚数的に必要なこともあるし2マナと言うだけで及第点。
他に候補としてパーマネント破壊が利かず《精神的つまずき》にも引っかからないがレジェンドをリアニ出来ない《頑強》がある。おにぎりウーズの最終リアニとしては《頑強》の方が良いがそこへ至る途中に《ラザケシュ》、《夏侯惇》、《シディシ》、(マナへ変換する目的で)《エムラクール》などをリアニすることが多いので《Dance of the Dead》を採用している。ここは個人のお好みで。

《ネクロマンシー》
リアニスペルその4
チェイナーが起動できないときに活躍する。
比較対象は《再活性》《Dance of the Dead》《動く死体》
上記3種と似ているが微妙に違いがある。
まずは見たまんまインスタントタイミングで使えると言う点、cip持ちのクリーチャーを吊り上げて本当のインスタントのように使うことが出来る。またクリンナップステップの開始時に生け贄に捧げると言うのも《夜の星、黒瘴》や《真面目な身代わり》などのpigを誘発させるのに有効だし、7ドローに対応して釣り上げる《マラレン》などは次ターンプレイヤーのドローステップを待たずに勝手に死んでくれるためメリットにもなる。
次の違いは《Dance of the Dead》でも書いたが《誤った指図》で対象変更されない点。
これは《Dance of the Dead》《動く死体》はオーラなのに対し、《ネクロマンシー》はオーラではないため。オーラは呪文を唱える際に対象を取って唱えるので《誤った指図》で対象を変更されてしまうが、《ネクロマンシー》は場に出てきた時の能力として対象を取っているので《誤った指図》では対象を変えられることはないため。


主なフィニッシュ手段


自デッキのみで完結できるもの
・壊死のウーズコンボ
所謂「おにぎりウーズ」
場に《壊死のウーズ》がいて、墓地に《Phyrexian Devourer》、《歩行バリスタ》or《トリスケリオン》を置くというもの
「《生き埋め》を打って《壊死のウーズ》《Phyrexian Devourer》《トリスケリオン》落として《チェイナー》を《壊死のウーズ》に起動」と言うのが基本だが勝ち筋が丸分かりなので基本通りに出来ることは滅多にない。
そのため基本を餌に妨害を吐かせるかがポイントになる。
また《ライオンの瞳のダイアモンド》や《朽ちゆくインプ》のコストとして、土地であり打ち消されない《Bazaar of Baghdad》をタイミング見つけて起動するなどで残りを捨てることでそろえられるので、《壊死のウーズ》は先出しした方が良いことが多い(仮に墓地に行っても釣り直せるため)

・夏侯惇ループ
《チェイナー》の能力で《夏侯惇》をリアニから《Songs of the Damned》回収キャストでマナを増やし《夏侯惇》をリアニ…
でマナを増やすというもの、これだけではライフをマナに変換しているだけなので《アスフォデルの灰色商人》や《黒障》で無限ドレインに変換したり、自ライフが多かったり相手のライフが少なかったりしたら《歩行バリスタ》で焼いたりする必要がある

・ドローロック
《朝の歌のマラレン》+《敵対工作員》で相手のドローをロックするもの
一時話題になったものの同時に出すには6マナが必要なことや盤面は触れないことがネックであまり使われていないが
チェイナーでは《朝の歌のマラレン》をインスタントタイミングで出せることで自ターン直前に釣ってマナ支払いを分割出来ることや、自分が《マラレン》のサーチを一番最初にして《敵対工作員》を探すことで現実的なコンボになっている。

・変則夏侯惇ループ
《Songs of the Damned》の代わりに《Sacrifice》を使うもの、《エムラクール》や《ラザケシュ》を《Sacrifice》する。
あとは夏侯惇ループと同じ


対戦相手に依存するもの
下に上げるのが割とよく見るが、クリーチャーのみで構成するコンボの場合大抵自分も使えるようになるのでそのまま勝ち手段になる
・流浪のドレイクループ
《流浪のドレイク》や《パリンクロン》を《チェイナー》でリアニ、cipスタックで《Diamond Valley》でサクってライフ回復《Diamond Valley》と《沼》4枚起こせば無限マナ無限ライフ
ただし勝ち手段は《トリスケリオン》や《歩行バリスタ》(《チェイナー》で釣ればナイトメアになるので墓地でもOK)などを別途用意する必要があるので注意

・ラザカッツ(?)
《チェイナー》がいればマナとライフさえあればクリーチャーは用意できるので、出るたびマナを増やしてくれる《波止場の恐喝者》がいれば《ラザケシュ》でいくらでもサーチ出来るようになる
《宝物》の個数にもよるが《アスフォデルの灰色商人》や《黒障》などをサーチで非生物スペルを一切唱えずに繋げることが出来るのでカウンターに強い。
《納墓》サーチならばインスタントタイミングで繋げることも出来なくもないが、非生物スペルを一切唱えずに済むと言うのが強みなので基本的には自ターンで動く勝ち手段

・《永遠の証人》ループ
《夏侯惇》ループとほぼ同じ、サクり台が必要になるが自ターン以外でも使えるのが強み。


フィニッシュ手段までの繋げ方


このデッキは基本的に万能サーチをそのまま手札に入ったり墓地に落ちるサーチ(要は《伝国の玉璽》《吸血の教示者》以外)を1回出来たら勝てるように、またそのような盤面を作りやすいように作ってある
・《生き埋め》
フィニッシュ手段でも書いた基本形、《壊死のウーズ》《Phyrexian Devourer》《歩行バリスタ》を落としチェイナーで《壊死のウーズ》をリアニするもの
下に書く繋げ方もここに行きつくことが多い

・《Demonic Tutor》
基本は《生き埋め》サーチでおにぎりウーズ
後半マナや墓地はあるがおにぎりパッケージが追放されている場合などには《夏侯惇》サーチで《Demonic Tutor》回収、《Demonic Tutor》で《Songs of the Damned》で夏侯惇ループへつなげる

・《ルーン傷の悪魔》
《チェイナー》がいる状態ならば《ルーン傷の悪魔》で《Sacrifice》、《ルーン傷の悪魔》をBBBBBBBに変換、《ルーン傷の悪魔》リアニで《生き埋め》
このルートが一番マナが少なく2BBBBでスタートすることが出来る

・《来世の警告》
《Lake of the Dead》《生き埋め》《再活性》:一番簡単な基本ルートになるがノーガードになるためタイミングが難しい、《Lake of the Dead》は状況により《Song of the Damned》や《魔力の墓所》になったりする
《朝の歌のマラレン》《敵対工作員》《殺し》:非生物スペルを唱えずに行けるルート、《殺し》は1周する間の自衛手段、《仕組まれた爆薬》になったりする
《ライオンの瞳のダイアモンド》《夏侯惇》《Song of the Damned》:墓地が大量に超えている状態でパッケージ

・《ラザケシュ》
クリーチャー2体とBが条件で《Sacrifice》と《来世の警告》で上の《来世の警告》へ繋げる
クリーチャーのうち1体が《チェイナー》だった場合は先に《チェイナー》でない方で《Sacrifice》をサーチ、《チェイナー》サクってナイトメア追放にスタックで《ラザケシュ》を《Sacrifice》、サーチ解決で《来世の警告》と言う動きをすればナイトメアになった《ラザケシュ》でもスタートすることが出来る

・《シディシ》
何度もサーチ出来て簡単なように見えて3マナ使ってリアニしても4マナ以上出す手段が《Lake of the Dead》《Sacrifice》《Songs of the Damned》くらいしかないため一番難しい
相手の妨害をサーチし続け、隙を見て《来世の警告》サーチするのが良い。これが《生き埋め》でないのは《シディシ》が見えている以上サーチ解決後にほぼ確実に《チェイナー》は除去られるので、《チェイナー》がいなくとも1枚で完結できる《来世の警告》の方が裏目は少ないため

・《マラレン》
自ターン直前に釣りあげて《敵対工作員》でドローロック、お手軽!

・《納墓》
上記の《ラザケシュ》か《ルーン傷の悪魔》かリソース見て答えが近い方を選ぶが、《チェイナー》はそんなに速いジェネラルではないので妨害生物を埋めることに使う事の方が多い。


立ち回り方


《チェイナー》の強みは上で書いたようにサーチ1枚で勝てる、さらに《マラレン》《シディシ》のような質の悪いサーチも無理なく入れられること、インスタントタイミングでクリーチャーの出し入れが出来ること
弱みはとにかく重く遅いことと、妨害手段がその重いチェイナーに依存していること、アドバンテージ獲得手段が少ないこと
なので「早くチェイナーを出し妨害できるような状態に持って行き、相手の勝ちムーブだけ潰し、隙を見て一瞬で決める。」のが理想だが、もちろんこんな理想的な動きがしょっちゅう出来るわけがない

まず最序盤で重要視するべきなのは相手に勝たせないことで、そのためにはリソース捨てたりマナファクトのキャストを遅らせてでも一番早そうな相手の動きを止める必要がある
持続的に妨害し続けるにはチェイナーを出す必要があるが単発の妨害ならば最低限入っているので、速そうなプレイヤーがいる時はそれらを使うことを優先する
また、相手の妨害置物に対しては極力触らずに妨害されたままプレイしたほうが良いことが多い
これは妨害置物で全体的に速度が下がってくれるならば理想的だし、またそのままゲーム進行した場合に誰かが勝ちに動こうとすると「退かして」「動く」と言うツーアクションすることになりそこで妨害の差し合いが起こりやすく自分のコンボを通す隙ができやすい為。

次に優先すべきなのは《チェイナー》を出すこと、インスタントタイミングでの妨害がチェイナーの能力に依存しているため上で書いたように持続的に妨害し続けるにはどうしても早期に出す必要がある。
単発の妨害を使った場合はマナが伸びていないことが多いので出遅れることになってしまう、そのため「単発の妨害」か「持続的な妨害」かどちらを取るかを最初の1巡目が終わる辺りで判断する必要がある。

無事2~3t目を切り抜けられた頃にはチェイナーも着地できているはずなので、そこから盤面を作っていくことになる
まず目指すべきは対戦相手にアドバンテージを取らせないこと、チェイナーはアドバンテージ獲得手段に乏しいのでアドバンテージ勝負では勝ち目はない。
そのため《ランクル》《疫病造り師》《精神を刻むもの》などで全員のリソースを減らしていき、《Chains of Mephistopheles》《マラレン》などでアドバンテージを得させない方向で動く。

その後チャンスがあったらチェイナー起動で数少ないアドバンテージを得たい、基本的にはハンドよりもマナが必要なデッキなのでマナを伸ばしていきたい。
ただしチェイナーのナイトメア能力のせいでクリーチャーの場持ちが悪く、マナエルフなどはあまり信頼が出来ないそのため《波止場の恐喝者》《真面目な身代わり》《桜族の長老》などのマナを増やすが自分自身がマナを出すわけではないクリーチャーを優先して釣っていく。

終盤に入り、上手くゲーム展開出来ていたら自分も含めハンドリソースはほとんど無いはずなのでタイミング見て上記のフィニッシュ手段に繋げる。
ハンドリソースを枯らすことに成功していない場合は何ターンかけてでもリソースが減るまで辛抱強く待つ必要がある。この時重要になってくるのがリアニし続けるライフを供給してくれる《Diamond Valley》《アスフォデルの灰色商人》《黒瘴》などで、特に後ろの2枚は勝ち手段にもなってくれるので、ゲームが長引きそうだと感じたら追放されないように注意したい。


キープ基準


立ち回り方でも書いたように受動的なデッキの為キープ基準も明確な基準はなく、受動的に判断することになる。
おおよその基準としては
最速で走るデッキばかりのブッパ卓では《殺し》、《外科的摘出》、《ファイレクシアの破棄者》+《太陽の指輪》or《魔力の墓所》のような取り敢えず妨害挟めるハンドでハマってくれることを祈る「お祈りキープ」位しか出来ない。
そこに1人妨害を挟んでくれそうな中速デッキがいる場合は上記の「単発の妨害」を優先して妨害を出来そうなハンドをキープし
2人妨害を挟んでくれそうであれば走るデッキの1発目は2人に任せ、2発目のコンボやリソース回復前に「持続的な妨害」出来るようなハンドを優先してキープする。
全員が中低速デッキである場合はとにかくマナ基盤がしっかりしたハンドが理想になる。


クリーチャーカウント


100枚解説でもちょくちょく書いた「クリーチャーカウント」について

アンタップインで即使えて場持ちもいい《秘儀の印鑑》や《友なる石》ではなく《鉛のマイア》や《面晶体の這行器》を優先している理由がクリーチャーカウント
クリーチャーであることがなぜ大事かと言うと《Songs of the Damned》の期待値が一番重要になってくる。
上でも書いたようにチェイナーは相手のも含めて墓地を疑似的にアドバンテージとして使っていて色々ゲーム中は動いているので分かりにくいがアドバンテージ獲得能力自体はとても低い。
そのため「ゲーム中に引いたカード」≒「ゲーム終了時ライブラリーから公開領域へ移動したカード」は非常に少なく、例えば6ターン目にゲームが終わったとして捲れたカードが「初期7枚+ドロー6枚で13枚」なんてことも普通に起こりうる。
現状デッキ内クリーチャーカウントは41枚な為、13枚捲れたとするとそのうちクリーチャー枚数の期待値は13×41/99で約5.38になる。
夏侯惇ループするには《夏侯惇》リアニに3マナ、《Songs of the Damned》に1マナで4マナ、さらに1マナ浮かさないとマナが増えないので5マナ必要なのでこの時点でギリギリで、1枚減って1ゲーム12枚捲れた場合だと12×41/99で約4.97と必要最低クリーチャー数の5を割ってしまう。
もちろん《ミリキン人形》や《納墓》のようなカードでもう少し増えるとは言え余裕がある数字ではないのでクリーチャー数が重要になる。


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