第31話 創作と動画編集と格闘技 | Saito Daichi
試合経験を重ね、心身共に強くなっていく実感がありました。
技術的にはまだ基本的なことしかできません。
「正しい努力を続ければ優勝できるはず」
素晴らしいジムのインストラクターの方達と会員の仲間にも恵まれ、そんな展望が生まれます。
私はテクノロジーや流行については自分より若い方達に訊ね、ベテランの人達には人生経験について訊いたりしています。
最低限のフィジカルトレーニングは自衛隊での体力検定を級外から1級にした際の知識とノウハウ、そして空挺団への素養試験を受けていた時を思い返しながら実践。
ジムで若年層の方に技を訊かれた際は、自衛隊での後輩育成をテンプレートに、米国で会った射撃インストラクターの方のやり方を真似ています。
私は口下手なので、片言の日本語で指導しながらも自身の身体を使って直感的に教えるフランシスさんという方の方法を参考にしました。
メンタルコントロールは射撃で優勝した時や、高所からのパラシュート降下などで慣れていたのもありますが、やはり試合数を重ねていったのも大きいと思いました。
執筆も電子書籍で出版できるWordの書式を覚え、スピード出版が可能に。
ペーパーバック用の表紙作成も覚え、紙での出版も可能になりました。
動画編集ソフトを使って表紙を作り、各SNSのバナーやアイコンも数秒あれば作成可能に。
動画自体も字幕やトランジション、タイトルや吹き出しなども一通りマスター。私の得意分野は映画の予告などに使われるジェットカット技術となりました。
6年やった公務員を辞めて4年が経ち、20代のうちにお金を使って旅行をしたり色々なスポーツで経験を積み、動画編集技術も確立されて気付きました。
「刹那的な消費行動をするより、自身の成長やスポーツの試合で勝つような挑戦、特に未踏の分野(ビジネス)をスケールする方が楽しい」
もちろん100回挑んで1、2回成功するような工程を踏み、成功しても時流を見極め色々な媒体に手を出さなければなりません。
毎日が違うことへの挑戦で、「今日死ぬと仮定したら、こんなもんじゃ駄目だ」と思いながら働く日々が続きました。
そうしてビジネスでもスポーツでも勝ったり負けたり、技を極めたり極められたりしながら10戦以上繰り返した後、また大会にエントリー。
トーナメント表が公開されると、4回勝たなければ優勝できないマッチ数でした。