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nikki 20220716

年会費を払うサポーターとして参加しているcolaboの活動報告会に行ってきた。こういった報告会は3年ぶりとのこと。私は最近会員になったので、今回が初めての参加である。
終始和やかで、明るい雰囲気の会だった。しかしそこで出てくる話はどれもが深刻で、そしてたくさんの人が見て見ぬふりをし続けている問題である。
私はSNS上でcolaboを知った。サポーターになるのもなってからも、全部オンライン上でしか活動を確認してこなかった。だから、本当に勝手であるが、現場はとても大変で、暗くて、重い空気が漂っていると思い込んでいた。
しかし今回の活動報告会で、それは私の偏見だったと気づいた。確かに現場は凄惨で大変だが、でも生きている人の問題なのだ。そこには笑いも明るさもあって、そして問題が根付いている。ここに気づけたことがすごく大きかった。
明るい顔で、楽しそうに笑う人が問題を抱えている。当然のことなのに、忘れられがちなこと。「楽しそうにしてるから問題ないでしょ」とか「本当に大変ならもっと苦しそうな様子であるはず」みたいな暴論は、想像以上に私たちの生活に浸透しているし、当事者の口をふさぐ暴力となっている。
この思い込みから脱却するには、現場の声を聞くことが一番だと思った。

また、活動報告を聞きながら、私には何ができるだろうと何度も考えた。
答えはいろいろあると思うけれど、とりあえず私は、colaboの活動理念を知り、その活動を応援している会社員として生きようと思った。
私には支援やケアの専門知識はない。法律にも詳しくないし、行政のこともさっぱりわからないただのデザイナーだ。
でも、私はcolaboという団体を知っている、その団体が女の子を保護するため、日々戦っていることを知っている。そしてその戦いは、まだまだ発展途上ということも、日本が弱者に対して十分な支援を行えていない国家だということを知っている。
私はこのことを知る市民として、会社員として、デザイナーとして、当然の選択をすればいい。選挙に行く、本を読む、社内のセクハラを見逃さない、買春自慢に相槌を打たない。
ただの市民として、女の子を守る社会を作っていきたいなぁと思った。実に有意義な一日だった。

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