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斉藤詠一
2022年10月10日 10:39
『一千億のif』は、亡くなった二人の大叔父から着想を得たということを前に書きました(『一千億のif』着想のお話)。 ※産経新聞のインタビューでも触れています→こちらそういうわけで第1話については、主人公たちが祖先の軍歴を調べる部分など、ほぼ実体験に基づいています。これは、小説のための取材というよりは、自分の祖先への義務感に駆られておこなったものでした。そこから先、第2話以降は完全なるフィク
2022年9月20日 18:52
以前、『お話とお話のつながりについてのお話』という、ちょっと何言ってるかわからないタイトルの記事にも書きましたが、違うお話の中に別のお話のキャラクターや設定が入ってくるのが好きです。そういうわけで、新作『一千億のif』でも仕込みました。まず、あらすじに名前が出ている主人公・坂堂雄基は南武大学という大学の三年生ですが、この南武大学、僕の過去作品『クメールの瞳』の主人公・平山北斗が在籍していた大