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下心がある人は先に色々と与えようとする

以前からモヤモヤしているのですが、
下心がある人は先に頼んでもいないことをやろうとしたり、知り合って間がなくても、なんでもない日にプレゼントを用意したりします。

こういうことは本人も無自覚にやっているのかもしれませんね。

こういう行動をとる人はやはり自分に自信がないんだと思います。
そして、人に好かれようと頑張りすぎているんだと思います。

今日はそんな話を書きたいです。


返報性の原理が働かない時


何かを相手にやりたがり、与えたがりの人は、無意識や自覚を持って相手に好かれるために何かをします。

プレゼントもその一つですね。

それを見てただ「喜んでくれた、よかった」とあっさりしている人は精神的に健全だと思います。

そして、そうやって喜ばせてくれた相手に感謝できる人ならば、好意を返したくなります。

しかし、下心がある人は、

「やってあげたんだから、何か返してね」と暗黙の圧力があります。

そして、これを感じ取れる人は多くて、
恩に対して返さなければならないという義務感が非常に精神的に重いです。

こういう義務感が発生してしまうと付き合いづらく感じて、あまり仲が深まっていない状態の場合はサッサと疎遠にされてしまいます。

見返りを求めてやらなければ、相手から自然と何かの折りに感謝が返ってくるものですが、見返りを求められると義務になってしまい嫌われてしまうということが起こってしまいます。

しかし、下心がある人はそのことに気づいていませんから
「これだけのことしてあげたのに感謝がない」と怒っているのをよく見かけます。


人から好かれようとする行為


人から好かれようと努力してしまう人は一定数います。

よほど慣れている人はともかく、大抵は好かれようと努力すればするほど他人が遠ざかっていきます。

人から好かれようと頑張っている人は、やはり見返りを求めているし、その人の自尊心だったり、心の寂しさを埋めて欲しいという欲望が他人に透けているのです。

人から好かれようとしていない人は、逆に一定数誰かから好かれます。
その下心がないことがとても安心できるからですね。

好かれようと努力することはつまり、相手から時間や思いを奪おうとしていることに近いのだと思います。


そもそも人に好かれようと行動していると、
まともな人ならあっさり去っていくだけですが、悪い人ならその欲求を刺激して、言いなりにしたり、搾取されてしまうリスクがあります。

好かれたいという気持ちを人質に取られて、操られてしまいます。
ホストに狂っている女性も似たところがありますね。
好かれたい・愛されたいと思う気持ちを人質に金銭を取られているのです。

好かれることを期待して行動すればするほど、都合のいい人間扱いされてしまいます。


人から好かれたい自信がない人はどうすればいいのか


恋愛が下手な人もよくこういう好意の押し付けをしてしまいがちです。
そしてますます女性不信・男性不信になったりします。

恋愛以外の人間関係でもこういったことが起こることがあり、
その場合は物で示す場合もありますが、相手をやたらと褒める・おだてるということがあります。

その人の自信のなさの表れなのだなとわかっている人は素直に喜べませんし、それで好きになることもありません。
それで好きになる人は同じように下心を持っている「好かれたい」と思っている人です。

そんな好かれることを必要としている人が、本当に人から好かれたい場合、どのようにすればいいのでしょうか?


自分にとって都合がいいことが愛情ではないと知る

このように好かれるために何かやろうとする人ほど、相手が自分にとって何かしてくれたことにすごく感動しやすくなっています。
他人の好意が嬉しくて堪らないのです。

でも、実際にあなた自身を見てくれている人は、何かしてくれる人よりもたくさんいますし、自分にとって都合がいいか悪いか、好きか嫌いかの2択ではないことがほとんどです。

よくある思い込みとして、好意の欠乏感を感じている人は、
敵か味方かの2択でしか判断できなくなっていることが多い
のです。

必ずしも、嫌いか好きかで判断されているわけではないと自覚することが大事です。


自分が心から見返りなくてもやりたい時だけやるようにする

「今のまま誰かに何かしないといけない」と思う癖があると自覚できるのであれば、今後それをするのを変えた方がいいと思います。

誰かに頼み事をされた時に自分がやりたいと思える時だけやるように行動を変えてみるのも手です。

意識的にしばらく人を褒めたり、何かあげたり、何かしてあげたりを控えてみて、周りの反応を見てみると、
自分を都合よく扱っている人は去っていくし、そうでない人はそばに残るはずです。


自分が嫌いな人と無理して付き合わない

人によっては無理して、自分の気持ちを殺してまで誰かに好かれようと頑張っている方もいます。
なので、自分が無理して付き合っていると感じる相手とは、会うことを控えてみるのがいいと思います。

すぐに縁を切るのができなければ、距離を置いて付き合いを控えるのもいいです。

また、自分が好きだと思える人がいないなら、無理して付き合うよりは1人で時間を過ごすように変えてみるといいと思います。


嫌われパターンを分析する

人に何かをすることの見返りに好意を得ようと思うのは悪手だということは先に言ったとおりですが、もしそれを止めることで周りから人が離れてしまったら
都合良いから付き合っていた人だったり、
見返りの圧力に負けて無理やり合わせていた人
です。

嫌われていた理由が見返り圧力だったせいならば、止めることで人との付き合いが改善することもあります。

しかし、嫌われるというパターンを誤魔化すために、何かを与えることを繰り返していた場合は、その嫌われる行為そのものを治さなければなりません。

見返りを求めたこと以外で人から嫌われた経験を思い出せるなら、その嫌われた状況や理由を自分視点ではなく、相手の視点で考えてみてみましょう。

意外と相手の状況が見えていなかっただけかもしれません。
実際にどう思っているかにかかわらず、どう見えるかというのは他人から見ればとても大事な要素です。


何を考えているかは行動から透けている


嫌われるということが発生する時、もちろん自分と相手によることなので、誤解が起こったり、自分の状況と相手の状況に左右されたり、好き嫌いであることもありますが、
基本的には相手が嫌な思いをしているから嫌われるわけです。

それをわからずに、しつこくつけ回したり、何かをすることで好いてもらおうと思うのは
「お菓子あげるから、おじさんについてきてくれる?(ぐへへ)」な誘拐犯と同じなわけです。

やり方が違うだけで気持ち悪いですよね。

嫌われるということは、相手をしっかり観察したり、相手の気持ちを慮ったりできていないから、相手に不愉快な発言をしたり、行動に出たりするのです。

その時点ですでに、相手のことに興味がないし、独りよがりなんですね。そういう考え方や心の持ちようが行動から見えているのです。

好かれたいと思うならまずは相手のことをよく見て、よく聞いて、引き出そうとして見てください。
何か好意を押し付けるのではなく、相手の好意を引き出してください。

相手を先に見れば、自分の自信のなさはどうでもよくなります。

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