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【Σリーグ3期】白石太陽自戦記 第12節第2試合

皆様Σリーグおよび M kingdom の応援いつもありがとうございます。
登板6回目、自戦記も6つ目です。
全20節のレギュラーシーズンは後半に入りました。全部で40戦、5人で均等に分ければ1人8戦。順当に行けば、ここから先のレギュラーシーズン登板はあと2回しかありません(もちろんその先に進出する気ですが)。
自分がとても勝っていれば、いやいや9回目も10回目も出してくれって言えるんですけどね?
それもこれも登板時の内容と結果次第です。


試合前 - 今月も運量が細かった

7月1日~登板前の段位戦成績

和了率も大概ですが、立直率が終わっています。
放銃率が高めなのは放銃内訳の対ダマテン率が 35.71% のため。大抵はそんなの知るか! みたいな内容です。
何とかやりくりするために普段よりも副露率が高めになっています。

直近のじゃすりーぐ登板

じゃすりーぐでも他家に延々と先制されて何もできないオーラスラス目、ハネツモ条件をクリアしてラス回避。チーム状況からトップ以外許されない気持ちで臨みましたが、さすがにこの席で出来る精一杯だったとチームで結論付け。これで個人6連ラスをギリギリ回避。

毎度のことですが、過去の事象は過去の事象。次のΣリーグ登板で細いとは限らない。トップが取れる手と展開が来たときには逃さず掴み取りましょう。

試合中 - 今日も運量が細かった……けど

東家 - 白石太陽(M kingdom)
南家 - みずきけい選手(Emperor Peng Inc.)
西家 - 後藤哲冶選手(Luna de esperanza)
北家 - 犬カルビ選手(麻雀以外麻雀じゃないの)

東1局0本場

🌞「ポン!」

元気出していきましょう。(エー○イ)
面前では到底間に合わない配牌。むしろ悪すぎて降り前提で鳴かないまであるか? でもリーグ戦は前に出たいし、親だから継続は偉いのでポン。トンパツであれば、段位戦かつ子のときだけスルー寄りぐらいのバランスかな。

🌞「ロン。1500」

ドラ 6m につき 135m から打 1m もあったけど、手替わり期待よりもダイレクトのロン/ツモ率を重く見て打 5m。これが功を奏してわずかな加点と親継続。
なお1本場は先制立直を受けて勝負にならずノーテン流局。東2局も同じく。

東3局0本場

何切る問題にしては簡単なやつ

10秒ぐらい考えてからなぜか 1s を打ちました。

🐳「なんで? 3s じゃなくて? この時の思考は何だった?」
🌞「いやーーーわからんっす……全く説明できない……何かエアポケットに入っちゃって……当然すぐにミスに気づいたんですけど」

待ち選択。カン2s or シャンポン3s6s

🌞「あーあ、ここで 16シャンポンになったのに……ってげんなりしながら 1s を打ちました。見た目でシャンポンは2枚、カンチャンは3枚。枚数は 2/3 で打点は2倍。[前回の登板]で安い安定択を取った反省をここで活かして、ドラが出たとき後悔しないように高い方にしました」
🐳「16シャンポンにしたかったけど、まあこれはこれで……ただ、今回はここで 3s を切ると 2s がワンチャンスになるから、ひょっとしたら 2s は釣り出せたかもしれない。なので、どっちもあるぐらいの選択だね。まあでも 16シャンポンにしたかったねぇ~~

裏目~~~

1も6も現れず、2だけ現れたので、全日本結果論協会は安定択推奨。直後、犬カルビ選手がダマツモでかわしていきました。

この後、東4局・南1局と、何も手が入らずに降りるだけ。

南2局0本場

バラバラ何切る

🌞「打 1s としました。ペンチャンと役牌の価値比較。面前は論外、タンヤオにもならない。かといってチャンタも厳しい。もうあとは役牌重なりでポンするぐらいしかないので、役牌を大事にする打ち方でした。どうでしょ?」
🐳「……どっちでもいいかな。ゴミとゴミを比較してるだけだから」
🌞「知ってるけど! 知ってるけど!! 今日ずっとこんな手ばっかりだったんだYO!!!」

もちろん、何も手が入らずに降りるだけ。チャンス is どこ。

南3局0本場

下家の西をポンするか問題

🌞「スルーしました。現実的な着アップは下家をかわしての2着ですが、これを鳴いて和了したとて1000点。オーラス満貫ツモ条件にならないので」
🐳「良いと思う」

そこそこまともな何切る問題。南ツモ切りが自然だが

🐳「ここはなんで 6p 先切りしたの?」
🌞「まず、6p が2枚飛んでるんですよね(上家の副露に1枚ある)。なのでもう縦がない」
🐳「……あ、ほんとだ」
🌞「加えて、ワーストケースとして、太陽打南→犬カルビ選手ポン→太陽打 6p →混一色放銃。このパターンが少なからず考えられたため、数牌から切りました」

これは、私の記憶には新しい出来事です。じゃすりーぐの三麻で、私の所属チームのリーダーであるゆうれいいか選手がオーラス痛恨の放銃を喫したシーンがまさにこのパターンでした。彼はそのとき「三麻の速度感への適応ができていなかった」と反省されていましたが、四麻でも当然起きうるパターンとして頭に入れてあったのでした。
このシーンなら 6p が1枚でも残っていれば打南だったかな、ぐらい。メリットが薄いのであればリスク管理優先としました。

終盤に聴牌。上家は筒子が余り始めた。南は生牌……

上家にはダブ南なので、勝負してロンと言われたら 8000 はほぼ確定。直撃はラス目に落ちてのオーラスになります。どうする。

🌞「舐めるなァ!!」

声に出ました。ツモや裏で着アップ条件が相当に近づく。両方あればトップすら見える。段位戦でこのシーンなら降ります。でもここはトップを目指すリーグ戦。腹をくくりました。
ひとつ前の何切るシーンで南を打っていた場合、この聴牌勝負が打 6p になっていました。それはさすがに放銃率何割だよって話なので、南でまだマシだったと言える。

展開は味方していた

対面の後藤哲冶選手はダマ一盃口の 47m 待ちで聴牌していたところ、3p を掴んで犬カルビ選手に打てず、東で迂回。
上家の犬カルビ選手は浮いていた 8s に一巡前にドラ 7s がくっつき、混一色から方針転換の最中でした。南はポン出来るもののそれでもノーテンで、ここで南を切って曲げた私も相当強く見えたか、これをスルー。

リーチ時点で3山の 58p は、1枚吸収された後は王牌に2枚眠っていました。一人聴牌流局。それでも2着まで満貫ツモ圏内に浮上してオーラスへ。

南4局0本場

ここから控室絶賛の一打が飛び出しました

🌞「打 1p 。ドラドラあるけどあまりにも遠すぎる配牌。役牌が4種類あって、0メンツだけど一応4ブロックある。残りの1ブロックは意地でも役牌を重ねる方向で、一番弱いターツを落としました」
🐳「良く打てた。これはファインプレー!」

ただ、その後はベストではなかった

🐳「このへん。前巡の 4p と、この 7m は残したいね。さすがに3枚切れの白を安牌で持っているのはスリムすぎるかな」
🌞「最初に決めた方針にこだわりすぎましたね。他のルートが見えなかった」
🐳「これはタンヤオがあります。かなり無理やりだけど。オーラスどうしようもないときは、タンヤオ・役牌・七対子・チャンタ。何か一つでも無理やり作らなきゃいけないときに、頭の片隅に置いておいてほしい」

実戦ではリーチを受けて 1m で回りながら聴牌を目指した

実はこの牌譜、8巡目から字牌を落とし、その後 1m1m を落としていった場合、手順ノーミスなら 333789m44p34888s になって 25s リーチを打てていました。自戦記のために振り返って今気づきました。
途中、33378m4478p34688s になってリャンメンのどれを落とすか問題に正解していればの話ですが……上の画像、実はその場合は後藤選手から一発でロン出来ていたのです!!
裏は無かったので満貫どまりで僅差の2着でしたが(裏1で逆転トップ)、そこまでは拾える可能性はあったんですね。うわーーーー悔しい。今日になって10倍ぐらい悔しい。

……いやもしかして。字牌を落とした後でタンヤオにこだわらず 1m トイツを残し、(その時点では)孤立していた 4p を切って立直効率 MAX で打っていたら?
15巡目に 11333789m34888s になっていて、同じタイミングで一発ロン。なんとこれ、裏ドラ 1m なので跳満直撃で逆転トップです……!
うわーーーー悔しい。今日になって100倍ぐらい悔しい。

実戦は立直の後藤選手が後がない犬カルビ選手から 4p を打ち取ってゲームセット

試合後 - じわじわくる悔しさ

エアポケットの打 1s はともかく、概ねやるべきことはやったかな、と昨夜の時点では思っていたのですが、オーラスにとんでもない逸機があったことに今気づいて愕然としています。
正解手順、絵空事ではなく本当に辿れる可能性のあるものだっただけに、自分の構想力のなさが結果に直結してしまい、情けない限りです。
今回の話は平面何切るの範囲内といえばそうですが、実戦で出てきたときに必要な情報を整理しながら多面的に判断することを毎巡続けていく中で、どうしても拾いきれない選択肢が出てきてしまう。足りないのは腕というか、経験というか……。

うーーーん。夜のうちに反省したら割とさっぱりできるのですが。今じわじわくるのはきついな……。

後藤哲冶選手

振り返り配信も拝見しました。反省点もおありとのことでしたが、チャンスをきっちり和了に繋げて取るべくして取ったトップだと思います。

みずきけい選手

自戦記では取り上げられませんでしたが、三色の 2m 単騎リーチは驚きました。確かに! と膝を打つ、さすがの待ち方でした。

犬カルビ選手

もう一歩で成就しない手と、他家の当たり牌を掴む局ばかりで、さすがに不運がありありとみて取れました。お互い次こそは……!

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