ゲームの扉を開く: 相手の興味から始める楽しいルール説明
ゲームのルールを説明するのをボドゲ界隈では「インスト」と呼びます。
インストラクターのインストと同じです。
つまり指導するって意味になります。
これはインスト技術から外れた話なんですが、ぼく主催のボドゲ会で『ドミニオン』のインストする時、相手の力量を知るために質問したんです。
「ボドゲ好き?」「まあ…」
「カードゲーム好き?」「うーん…」
と歯切れが悪かったので、「まさかぼくが好き?」ってふざけて聞いたら、「すみません…」
って言われてガチじゃん!ウェーイ!!と握手しました。
その後、属州で属州を改築するソリティアやって圧勝したら、「はえー…『ドミニオン』おもしろいっすね」って沼に沈めました。GG!
※あとで聞いたんですけど、ツイッタランドのフォロワーでした。納得。
この話、実は1つ嘘をつきました。
遊んだゲームは『ドミニオン』ではなく、私の自作ゲームです。
この記事を開いたあなたなら『ドミニオン』くらい遊んだ事がありますよね。
すこしでも分かると思ったなら私の術中にハマっています。
人は自分の知っている話や言葉を鮮明に聞き取ってしまう生き物です。
雑踏の中でも自分の名前を呼ぶ声には反応できますよね。
相手の知っている話や言葉を掛け、相手を聞く姿勢にさせるのです。
では相手の知っている事を探るにはどうしたら良いのか?
シンプルに、遊んだことがあるゲームを尋ねましょう。
できればルール的に関連するものを挙げていくのが良いです。
場面によって尋ねるゲームも変わります。
ボドゲ会なら、ちょっとマイナーでも一番近いボドゲで良いでしょう。
ボドゲカフェなら、有名所に絞るか、もはやマリオパーティのミニゲームを引き合いに出した方が伝わる場合もあるんですよね。
ゲームマーケットなら、そのジャンル内で有名所を押さえておくのはマストです。
いまいちど振り返りましょう。
インストをする時、そこはどんな場ですか?
インストする相手はどんな人ですか?
ルールを教える側は、まず相手のことを知るところから始めましょう。
まずはシンプルに質問するのが最善です。
あなたの好きなゲームは何ですか?
そのゲームにおける◯◯は、今説明するゲームでは××と一緒です、という形で繋いでもいいですね。
そんな風にゲームの入り口を作るところからインストは始まります。
最初に『ドミニオン』として名前を隠した自作ゲームはコチラ