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「察してくれ」の文化

セントケア和歌山メルマガ2022.1.17
コロナ感染者が急増していますが、外国の映像を見ていて、なぜマスクをしないのかと不思議に思ってしまいます。
国民性を表す沈没船ジョークご存知でしょうか?
世界各国の人々が乗った豪華客船が沈没しかかっています。
しかし、乗客の数に比べて、脱出ボートの数が足りないため船長は乗客を海に飛び込ませようとします。
さて、船長が各国の人を飛び込ませるために放った言葉とは?
アメリカ人に対して「飛び込めばヒーローになれますよ」
イタリア人に対して「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人に対して「決して海には飛び込まないで下さい」
イギリス人に対して「紳士はこういう時に海に飛び込むものです」
ドイツ人に対して「規則ですので海に飛び込んでください」
日本人に対して「みんな飛び込んでますよ!!」
「みんなが・・・」という言葉に弱い日本人です。


◆社長のひとりごと
「『察してくれ』は求めない」
Netflixの企業文化について書かれた本については、既に何度か紹介をさせていただきました。
その中でも何度も繰り返し述べられていたのが「コンテキスト」の重要性について。
企業文化を共有する上での前提条件であり、文化の背景を理解するための数々の条件について。
日本の文化というのは単一民族から成り立ってきたこともあり、「言わなくても分かるでしょう」ということが社会の中でも会社の中でもまかり通ってしまうことがままあります。
この、「言わなくても分かるでしょう」という思い込みは、言い換えると「察してくれないあなたが悪い」という相手を責める姿勢にもなり得ます。
ところが、これも別のところで述べましたが、昨今の状況下では外国人の技能実習生が職場に入ってきたり、その場の空気を読むのにあまり長けていない人とのコミュニケーションや距離感を図るのが不得手な人も増えてきています。
そういった人たちに、前提条件を伝えることを怠っているのに、こういう文化なのだからこういう組織なのだから「言わなくても分かるでしょう」という姿勢で向き合うのは、相手にとってはかなりきついものがあります。
こちら側が察して行動していくのはいいかと思いますが、もはや相手に察することを求めてはいけないのだと思います。
異文化や異次元の人と向き合うために必要なのは、「言わなくても分かる」という姿勢ではなく、「言わないと分かってもらえない」という姿勢。
「察してくれ」と一方的に相手に求めてしまうのは、コミュニケーションを怠っているこちら側の責任転嫁でしかなく、むしろ要因はこちら側にあったのだと意識すると、問題解決に向けて行動を変えていくことができるかもしれません。
相手にきちんと言いたいこと言うべきことを伝えているかどうか、それがその組織で一緒に働く上でのコンテキスト(前提条件)の提示であり、企業文化の明文化や共有化への第一歩なのだと思います。


◆セントケア地域密着型サービス空き情報
①看多機     5
②小規模多機能  2
③グループホーム 0
7月に開設予定の木ノ本の看護小規模多機能。工事は着々と進んでいます。建物の特徴はSDGsへの取り組み。
開設前にはコロナも落ち着いていることを期待し、内覧会も予定しています。
ご案内させていただきますので、ぜひ足をお運びください(まだちょっと先ですが)。
新規開設に伴いスタッフ募集中です。


◆武田の食べログ
今週のお店:ラーメン柑月
とても綺麗なお店です。店員さんに聞くとオープンして2年とのこと。
たまに通ることがあるのですが全然気づきませんでした…
醤油・塩・味噌から選ぶことができます。
私は柚子味噌ラーメンと柑橘が入ったチャーハンを頼みました。
ラーメンは非常にあっさりとしていて、こってり好きの私としては少し上品なお味です。飲んだ後の〆なんかにはぴったりですね。
チャーハンは海鮮たっぷりで最後にレモンの酸味がやってくるこちらも上品なお味でした。
こってりが苦手な方にはおすすめのお店です。
西牟婁郡白浜町1779-9