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二段昇段への道のり

嬉しいことに二段昇段を達成しましたので、昇段のお楽しみである昇段noteを書かせていただきます!多分に個人的な見解を含みますので、暇で暇で仕方ないという人だけ読んでください(笑)

1 段級位履歴
  2020年6月 ウォーズスタート 
  2020年7月 4級昇級 
  2020年8月 3級昇級 
  2021年1月 2級昇級 
  2021年7月 1級昇級 
  2022年8月 初段昇段 
  2023年12月 二段昇段 

2 なぜ昇段できたのか?
 初段昇段時は、毎日詰将棋をやっており通勤途中も棋書を読むなどかなりの勉強をしていましたので、努力の成果の昇段でした。一方、今年は10月に結婚式、11月に新婚旅行があったので、なかなか将棋の勉強をがっつりやる時間がなく、今年の後半はほとんど将棋の勉強をしていない状況でした。
 ではなぜ昇段できたのでしょうか?
 ずばりそれは新しい戦法を取り入れたからです。その名もやばボーズ流!いわゆる角交換四間飛車ですが、方針が分かりにくく序盤に時間を使ってしまいがちな角交換の将棋でこちらだけ非常に方針が分かりやすいということが大きなアドバンテージです。飛車がいる場所は4筋なので、今までの四間飛車での経験が非常に生きるうえ、先行して攻めるパターンが多いので、この戦法のおかげで勝ち星を量産することができました。
 正直、初段昇段時と比べて棋力が上がっているかと言われると微妙なところなので、戦法に幅ができたのはそれほど影響が大きいと思っています。
 なお、相振りもなぜか上達しましたが、初段昇段時と何が違うのかさっぱりわかりません(笑)

3 四間飛車の位置付け
 ノーマル四間飛車の宿命として、角道を早々に閉じてしまうので、なかなか先行して攻めることが難しく、相手が練りに練った作戦に真っ向から向かっていかないといけないという面があります。それがいきなり不利かというとそんなこともないと思いますが、序中盤をなんとか互角程度で乗り切って、終番で勝負するという戦型なので、終盤力高めの二段、三段にはなかなか勝てない状況が続きました。正直なところ、なかなか自分の棋力ではノーマル四間飛車一本で二段、三段を相手にするのは厳しいのかなと思っています。
 じゃあ四間飛車なんて最初からやめておけばいいじゃないかと言われそうですが、僕自身はノーマル四間飛車に絞って初段昇段までできたのは効率がよかったと思っています。なぜかというと、ノーマル四間飛車だと美濃囲いまではだいたい組めるので、序盤で力戦になって意味不明なまま終局ということがあまりなく、毎回の対局で経験値を積むことができるからです。また、四間飛車で覚えた知識は他の戦型でも流用できることが多く、四間飛車を指さなくなったからといって無駄にはならないからです。初心者から有段者まで使える藤井猛九段の「四間飛車を指しこなす本」があり、Youtubeでも四間飛車の定跡の動画はたくさんあるので、定跡の勉強ツールも充実しています。
 つまりノーマル四間飛車を勉強することで、今後の成長に不可欠な基礎体力(棋力)が身につくのです。私の好きな漫画でも主人公がひたすら基礎修行を繰り返して武術の達人に近づいていくというのがあり、それがイメージ近いと思っています。

え!四間飛車指しているだけなんですが…

4 やばボーズ流の勉強方法
 やばボーズ流が優秀ということは前々から耳にしていましたが、新しい戦法を取り入れるのは億劫なのでスルーしていました。なるるさんの動画でやばボーズ流の魅力にはまり、ひとまず棋書を購入しました。860円で手頃な値段なうえ、級位者でもわかりやすい内容であり、188頁と棋書としては比較的ページ数も少ないので、非常にコストパフォーマンスの高い棋書となっています。
 やばボーズ流については、うまさんの「攻める振り飛車チャンネル」でも多用されており、色々なパターンの攻め筋を、動画を見るだけで勉強できます(わわわさんの昇段ノートで知りました。)。
 後は対局してみて振り返るのみです。やばボーズ流はある程度パターンが類型化しているので、振り返りの効果が見込みやすく、次の対局にも使えることが多い印象でした。ちなみに私はもぐらさんを見習ってKENTOに課金して振り返りをしています。負けた時には頭で分かっていても理性が働かないので、勝ったときに振り返りを行い、ついでに負け対局も見るか~って感じでやっています。
 やばボーズ流のスピードモードで、二段を一瞬で倒せることも何回かあり、脳汁やばかったです(笑)

5 二段以上は受けが上手い
 私は、以前は詰将棋を解くのが好きでしたが、最近はさぼっており、実戦ではよくて5~7手を詰めることができるという程度であり、場合によっては1手詰を逃すことさえあります。長手数の詰みを逃して負けることはありますが、そこ以外に反省することがあることが多いので、長手数の詰みが見えなくても今は良いかなと思っています。
 初段の地下で停滞していた時、同じ棋風の自分より2つくらい段が上の人の棋譜並べをしたことがありました。その時思ったのは、レベルの高い人は受けが上手いなということです。自分が想定しているより1手早く受けることによって、相手の攻めを遅らせ、自分の攻めを間に合わせる技術が高いと思いました。私は、飛車を打たれて素通しになっていても、美濃囲いがあるし大丈夫だろうと自陣に手を入れずに、優勢な局面から何度も負けたことがあります(私の美濃囲いもろすぎ…)。
 私見ですが、初段と二段との間で攻めの棋力に大きな差はなく、大きな差があるのは受けの棋力だと思います。終盤底歩を打つために、早めに5筋あたりの歩を切らしておくなどなかなか難しいですが、早めに受けておく、傷を消すということは覚えておいて損はないと思います。

6 駒落ち対局の勧め
 プロ棋士の指導対局でも高段アマでもよいのですが、駒落ち対局は非常におススメです。あらきっぺさんの著書の「終盤のストラテジー」にも出てきますが、強い人の将棋は一手の密度が非常に濃いです。駒を落として最初から優勢の状況でも、中終盤で一手ぬるい手を指せば一瞬でひっくり返されます。一説によると、本気のプロ棋士に2枚落ちで勝つには、アマ三段程度の実力が必要なようです。このような緊張感を持って同レベルの相手と指すと、集中力が高まりより鋭い手がさせる可能性が高まる気がします。
 できれば時間制限のない方が考える時間がたくさんできてよいと思います。うんうん唸った分だけ思考が深まるし、そのあとの感想戦でもその思考の是非を検討することができて非常に有意義です。

富田先生、やりました!!

7 将棋はメンタル!
 初段昇段時は、毎日時間を割いて勉強していたにもかかわらず、90%台に到達しても何度も弾き返され、場合によっては地下まで戻ってしまうという苦しい状況に陥ったこともあり、一生初段になれないのではないかと思っていた時期もありました。
 一方、初段昇段後は5年以内くらいに昇段できたら御の字だなと思っていたので、全く昇段に関するプレッシャーがありませんでした。むしろ初段の90%に初めて到達した時も、全然将棋の勉強もしていないから昇段できないのが当たり前で、廃指しでがっつり溶かすだろうからネタにしてやろうと思っていました。このような気楽なメンタルで臨んだのが結果的に功を奏したのだと思います。
 初段で停滞している人におススメなのは、負けた棋譜を思い切りネタにすることです。酷い失敗こそネタになるという関西人のメンタリティーはきっと将棋に役立ちます。

8 小括
 かなり長くなりましたが、思いついたことをつらつらと述べさせていただきました。幸運なことに二段昇段は自分にしてはかなり早く達成できたと思いますが、さすがに三段は遥か先だと思いますので、あまり昇段には拘らずに精進しようと思います。個人的には、居飛車を勉強して観る将としての理解度アアップに繋げればもっと将棋を楽しめるんじゃないかと思っております。
 この記事が少しでも参考になったなら嬉しいです。

                     以上

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