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変わり行く薩摩土手 20 平成の土木学会による土木遺産の認定

 土木学会は、2000年から日本国内にある歴史的な価値や技術的な特徴を持つ土木構造物群を「土木遺産」として認定し、顕彰している。

 この制度は、日本の土木技術の発展と歴史を伝えるとともに、その保存と活用を推進するものである。

 土木遺産は、日本の土木文化の継承と発展に貢献するだけでなく、社会に対する土木の役割と意義を広く認知させることができる。

 現在までに認定された土木遺産の中には、江戸時代から明治時代にかけて建設されたものも多い。

 このような中で、駿府御囲堤(薩摩土手)は、江戸時代の土木技術や都市計画の歴史を示す貴重な遺産であるとして、2017年に認定された。

 土木遺産は、日本の土木文化や社会の変遷を物語る重要な資産として認定されている。

 土木学会は、これらの遺産を広く社会に知らせる活動を行っており、その保存と活用に関する研究や教育も行っている。

 土木遺産は、私たちの生活や文化を支える土木技術の歴史と未来をつなぐものである。

https://note.com/saimonasuka/m/mc2f23d7073c0

薩摩土手

目 次
1 これまでの薩摩土手の様子
2 安倍川の流れの変更(西への移動による藁科川との合流) 
3 藁科川と安倍川の関わり(平安時代からの藁科川)

4 武田家(駿府制覇の時代)の雁行の信玄堤方式の採用 
5 駿府城の築城計画(焼失の繰り返しによる再建築)  
6 家康の築城計画(スペイン風の幻の川辺城構想) 

7 家康から秀忠への石槽船 150艘の流用指示 
8 各藩への造船時の500石制限
9 北川と駿府城を結ぶ横内運河の計画と完成 

10 薩摩土手関連の各機関の掲載資料
11 薩摩土手の完成と権現様堤の名 
12 誤解されやすい薩摩義士との違い 

13 駿河国誌での薩摩土手の名 
14 安倍紀行、駿河國新風土記と薩摩土手 
15 明治の薩摩土手周辺の様子

16 大正の洪水被害と湯浅堤 
17 大正の薩摩土手を横切る安倍鉄道 
18 昭和の都市計画道路、緑地公園そして自転車道へと変貌する薩摩土手 

19 平成の薩摩土手の碑建立
20 平成の土木学会による土木遺産の認定 
21 令和の緑地公園


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