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#4 さくら団地のサービスとその裏側

団地後援のワークショップ

今日は週に1度のマインドフルネスのクラスに参加してきた。
自分の内面と向き合える、この時間が心地よく気にいっているクラスだ。先生は、さくら団地に住む山沖さんだ。なんでも、さくら団地のサービス開発室がオファーをして開校したクラスのようだ。開校後1ヶ月が経たないにもかかわらず、団地住民の10人に1人がこのクラスに参加しているという、大人気のクラスになっている。

他にも団地が住民にオファーをし、開校される習い事やワークショップが、次々と開発されていることから、この団地に住む人の多彩、多様性には驚いてばかりだ。

借家でもプチ簡単リノベ

帰り道、1階のコンシェルジュへ立ち寄った。ハンモックを室内に設置するための簡単な手続きするためだ。この団地では、後の入居者にとって、プラスになる(物件の価値が向上する)改装は、団地の補助金を申請することができる。もちろん、その工事はや団地住民の建築業者に発注される仕組みだ。

知識・スキルのバリアフリー化

手続きが早く完了したので、前から気になっていた、車の保険と、VODの切り替えも済ませてきた。住民限定の契約に関連するサービスだ。簡単に説明すると、コンシェルジュが現状の契約プランと、団地が特別に用意しているプランと比較して提案してもらえるサービスだ。1回当たり500円かかるが、細々と調べたり、検討する手間と節約できる金額を考えると、さくっと頼んでしまった方が得だと思い個人的に重宝している。しかも近いうち、団地アプリ(後述する)の中で質問に答えるだけの無料の比較提案機能も追加されるら予定らしい。

ネットの入口「さくらアプリ」

団地が展開しているサービスを紹介してきたが、どのサービスも住民のニーズの芯を食ったものが多いように感じる。

その理由は住民のインターネットの入口を押さえているからだ。どういうことかというと、団地住民には専用のアプリが展開されている。アプリの最大のメリットは、日常で関心高く調べたいものを、自分の代わりにコンシェルジュに依頼できる点だ。

例えば、僕が5歳の娘にピアノを習わせたいと思った場合、これを丸ごとコンシェルジュに依頼することができる。費用は月額3000円で提供される。この金額を払えば、自分の知識や興味がなく検索すらできない問題や、興味領域を検索、リサーチのエキスパートが代行してくれる。個人的に決して高い気はしない。むしろ分かっている信頼できる人が調べて提案してもらうことで安心して無駄のない情報が手に入るわけだから、結果安く済むことの方が多い。
そして、団地側が住民向けに開発するサービスはこの証明されたニーズを見て開発されるわけだから、それは、「的を得た」サービスになるのは当たり前である。#といっても相当優秀なデザイナーとエンジニが必要だが

団地内で存在感を示す通貨「D」

団地内では、「D」という地域通貨が使われている。住民も、お店も、お金の代わりにこの「D」を使って売り買いをすることができる。住民はこの通貨を使って決済することが多い、なぜならば「D」は「円」に比べて1.1倍の価値を持っているからだ。(ただし、「D」には消費期限が決まっており、それを過ぎると1円と同価値になってしまう。いずれにせよ使う側にとっての損が生まれない仕組みだ。)

「D」を受け取った店舗は7営業日で現金化をすることができる。もちろん1.1倍でだ。また、この仮想通貨は年度末の「さくら団地」の決算で“その年にやり取りされた全体の通貨額の3%”が住民に対して無料で付与される。つまり現金よりも仮想通貨を使つことが、住民にとって最も最良でお得な支払い方法になっている。

成長する意味づけがされた団地

「さくら団地」は仮想上場企業だ。入居者は、団地のバーチャルストックを付与される。このバーチャルストックは団地の仮想株価に連動し仮想通貨「D」に換金することができる。つまり団地が会社であり、住民は社員と同じような関係だ。しかも会社が潤えば住民が潤うようにサービスやシステムがどんどん改良されていく。だからこそ住民は団地の増収増益に高い関心を持つ。

包括した小さな経済圏

団地が目指してることはとてもシンプルだ。それは、今まで切り売りされてきた消費、生産を自分の生活圏内に取り戻していく事だ。半自給自足が成立する小さな経済圏を作ろうとしている。

そのために、さくら団地のデジタルへの取り組みはとても重要視している
なぜならば、DXを行う事で
中長期で見ると無駄、損なことは省き、意味があることにリソースを投下できるからだ。団地のDX室ではこれを『やさしいデジタルトランスフォーメイション』と呼んでいるらしい。

しかし、住めば住むほど、この団地は1つの生き物のようだ。
また、ネタがたまったら投稿しようと思う。

401号室 某企業のUXデザイナー

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