神へ捧げるソネット #56
佐佐木 政治
その面輪の中ではだれもが シャレコウベを隠し持っている
それだけでは名付けようもない 無名の砦を
そしておそらく内面から命じられたもののうえに 僕らの面輪が乗っかっているのだ
それとも不確かな生の証拠から一歩ひきさがったところで 永遠が骨格を結ぶのだろうか
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亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。