校則と規約

ちょっと思うことがあったので
筆をとります。

校則と規約の違いってなんでしょうか。

あ、規約っていうのは、
生徒会規約のことです。

生徒全員で構成された
生徒会について書いてあるのが規約。

学校生活においての
決まりなどが書いてあるのが校則。

今、世間を騒がせている(たぶん)のは、
校則の方ですね。

大抵の人が、
校則を変えたい、と言って
活動しています。

では、校則を変えるためには、
何が必要なのか。

それは、校則には書いていません。
(私が通っていた高校の場合)

自分で調べたわけではないですが、
私の予想だと、校則を変える決まりは、
生徒会規約の方に書いてあるはずです。

校則、と明記されていなくても、
重要事項などと書かれているならば
それに当てはまるでしょう。

まあ校則を変えるための校則がある
高校も、存在するみたいですが。

校則を変えようとした時に、
大前提として、
民主的な方法をとる、というものがあります。

簡単に言うと、話し合いをしながら、
進めていく、というものです。

では誰が話し合えばいいのか。
生徒全員で話し合えれば良いのですが、
そういうわけにはいきません。

ここで、規約を覗いてみると、
「代議委員」と書いているでは
ありませんか。

これが、本来取るべき民主的な方法です。

規約にそう書いてあるんだから、
その通り代議委員で話し合おう。

これで済むはずなんです。

ここまで読んで、
違和感があった人。

疑問点しか浮かんでない人。

あってますよ、その違和感。
疑問点しか浮かんでない状態が正解です。

話し合いは、やる気のある人、
プロジェクトを立ち上げた人が
中心となってやらないと、
崩れちゃうじゃないか。

仮に、生徒から校則改正の要望が
あったとして、
その意見を回収するのは生徒会執行部。
なら生徒会執行部が話し合いをして、
総会に出すのが筋じゃないのか。

ごもっともです。

この意見にたどり着いた人は、
おそらく、生徒会規約を
読んだことがない人です。

いや、存在すら知らなかった、
と言った方が正しいかもしれません。

さっき、仮に出した例を参考にしましょう。

まず、生徒から意見をもらいます。

その意見の解決策を練ります。

ここまでが、生徒会執行部のできることです。

ここから先は、代議委員の仕事です。

執行部から、解決策をもらいます。

その解決策が本当に効果があるか、
問題解決になっているか、
規約や校則に反していないか、
審議して、仮議決を出します。

仮議決で否決されたら、
もう一度執行部に練り直してもらいます。

では、可決されたらどうなるか。

ここからは、代議委員ではなく、
生徒総会の仕事です。

生徒全員に解決策を提示し、
賛成が多ければ可決です。

これは一例であり、もちろん
高校によって校則や規約は違います。

校則を変えるためには、
とても時間がかかります。
手間もかかります。

それは、規約のせいです。
規約にめんどくさいことが
たくさん書いてあるからです。

後に説明しますが、
これが動機になります。

さて、規約の話をしましょう。

規約の話をしているのは
今は私だけです。

ほとんどの人が校則についてなので。

なぜなら、校則を変えることには
メリットがあるし、逆に変えないと
デメリットがあるからです。

規約はどうでしょう。
生徒から忘れ去られ、たまにしか
頼りにされず、頼りにされたらされたで
めんどくさがられる。

こんな状態では、変えることのメリットも、
変えないことのデメリットもありません。

結構すごいこと書いてあるんですよ。
規約には。

でもみんなそれを知りません。

残念です。

守ることのメリットも、
デメリットもない。

これが、合理化になります。

そして、誰も知らない、ということは、
規約を守れているか監視する機関が
ないということです。

もし監視する機関があるなら、
ここまで忘れ去られたりしません。

これが、機会になります。

動機、機会、合理化。

この3つを組み合わせて、
不正のトライアングルと呼びます。

今回は不正ではなく、
形骸化ですが。

形骸化を引き起こす、
動機、機会、合理化が、
生徒会規約には3つ揃っていますね。

まあ不正のトライアングルについては、
別の機会にお話ししましょう。

校則と規約の違い。
それは、変えることに
メリットがあるかないかです。

もっと言えば、認知度の違いです。

校則くんは、みんなのにんきもの。

規約くんは、みんなから忘れ去られて
しまいました。

でも、校則くんは、規約くんを
必要としています。

規約くんがいないと、
校則くんが、みんなを傷つけちゃうかも
しれないからです。

茶番は置いといて、
では、どうやって規約を変えればいいのか。

方法は、校則と同じです。

ただし、これからは規約が無視
されないようにする必要があります。

具体的な案は、別の記事に書きます。

今回はこの辺にしますか。

終わりに

今回は特に何も考えずに書き始めました。

ちょっと校則と規約について考えていたので、
その思考整理だと思ってくれれば
読みやすいかと思います。

私は、校則については、
全然詳しくありません。

また、世の中には、
規約を変えようと頑張っている
人がいるかもしれません。

私は何も知りません。
これらは全部私の考えです。
事実とはかけ離れているのかもしれません。

まあまた記事を書きますから、
その時はよろしくお願いします。

次は不正のトライアングルかな。

またね。

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