Shimotsuki 24【とくに】

今日はそんなに何かあった訳では無い日だったかもしれない。全体的に今日の記憶がぼやけている。単純に私の記憶力が弱めであるというのもあるかもしれないが、特段書きたいなとなるものが少ない気がする。

化学の実験で、「化学における『光る』って何だ」というのをやった。紫外線などを当てることで光が飛び出してくるという例と、化学反応で光が放出されるという例をやった。

言ってしまえば、「ブラックライトで色々なものを光らせよう！」なので、夏休みこども化学教室（全2回）とかの題材でありそうな話にはなるが、実際ハガキとかにブラックライトを当てて思ったよりくっきりと光っている様が分かるとテンションが上がる。

あとルミノール反応（血液の付着などを検出できる化学反応、しりとりで強い。）を実験したりもした。実際、用意された液体を順繰りに混ぜるだけなのだが、反応が起こった際の煌々と妖しく光る様にはうっとりとしてしまう。液体が混ざろうとする様子は上下が反転した炎の様だった。

別の授業で、教科書の内容に沿って進む時に、教科書を持ってくるのを忘れた人達が教科書持っている人に見せてもらうという件があった。私は教科書を持っていたので、とりあえず前方に居た友人にちょくちょく見せていた。すると別の方から、また同じクラスの同級生が私の椅子の隣まで椅子を持ってきた。

別に良いのだが、異常に近い。そやつとそれほど仲が良いわけではないので、友人が隣接しているという感覚よりも、パーソナルスペースを侵されているという感覚の方が強かった。言うなれば電車に座っていたら、睡眠中の知らない人に寄っ掛かられた感覚。個人的には極度に拒絶反応が出ることは無い事だけれども、何かモヤモヤする。

今日はこんなもんだった。何か全体的に見ると普通の日だったかもしれない。特に記憶に残る事もないが、そんな事は関係なくまた1日が終わって始まる。

（おわり）

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