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Kannazuki 18【めあふ】

今日記を書いているのは勿論自宅なのだが、母親はディズニーに、父親は(多分)飲み会に行っているので「ウチ今日結構夜まで親居ないんだ。」状態になっている。

だからといって何をすることも無く1人。“親が居ないからこそ”みたいな事をやろうとするとかなり前からの事前準備が必要になるので、唐突に今日は親は深夜まで帰ってこないとか分かったとしても無力でしかない。

今日は朝から数学IIIのテストのようなもの(決められた時間で解いて、後で丸とかがついて帰ってくるけど、自己研鑽に使ってねというスタンスのもの)があった。100分間あり、自分が計算に使ったりメモに使ったりしているものが解答用紙であると気づいたのは終了30分前だった。危なかった。メモ書きを採点されるところだった。

古文でなんかちょっと特殊な単語の用法をまとめたような冊子が配られた。古文は日本語なので、出てくる単語がまだ理不尽な感じがしていないので好き。(英語はその点とかもあって苦手)

冊子をぱらぱらと捲っていると【目あふ】という連語が「眠る」という意味だと知った。語源はまぶた同士が合うかららしい。洒落た言い回しを思いついた古文世界の誰かが書いて広まって残ったんだろう。1,000年代の流行語大賞のような物でユーキャン的な組織から賞をもらっていて欲しい。

今から言い回しを考案したところで、それが「日本語」として残っていけるかは怪しい。一回流行語というフェーズを乗り越えてなお印象づけられなければならないから、個人の力では限界があるのかもしれない。

『村神様』『フワちゃん』『35億』とかと同じステージで辞書に載るような言い回しを考えるのはやっても無駄かもしれない。自然淘汰が目に見える。

漢文の授業で「四段活用」にピンと来ていない人が見つかった。先生含め全員が!?となった。彼は文系。授業終了後、彼の言うことには、書き下しの問題以外はちゃんと合っていたらしく、読めてはいるらしい。「まあ読めてる」の領域に彼は居る。彼はしっかりと賢いので文法知ってた方が良いよねと言っていた。そうだと思う。

今日も楽しく生きられた。2日後には中間テストがあるようだけれど、まあ、うん。今日はもう目あふ事にしようかな。

(おわり)


【本日の万物山崩し】
紫色でなく、甘くなく、尖ってなく、スポンジ製でなく、球状でなく、薄くなく、食べれなく、『ん』で終わらなく、身に付けなく、金属製でなく、人名でなく、『あ』で始まらなく、海洋生物でなく、楽器ではなく、『ー』が入らなく、立方体でなく、サバンナに生息しなく、文房具でないもの→「京都府」

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