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Kannazuki 25【とーく】

中間テストは最終日。数学と英語。

今日の朝見た星座占いで「今日はプレッシャーから解放される1日!」と言われていたが、どう考えても中間テストの事だなと思った。ここまで占いが明確に自分の1日に起こるであろう事を当ててくると今日は当たるかなとかそういう楽しみ方が出来ない。でもまあ、当たろうと当たるまいと夜になったら占いの事など綺麗さっぱり忘れている。

中間テストの千秋楽、英語のテストがあったのだが、出題が何もかも上手く行っていなかった。先生を不憫には思うが、面白かったので時系列に沿って書いてみる。

リスニングテストは試験開始20分後に流れる事になっていた。試験開始20分後、「リスニングテストを始めます。」という宣言の元音声が流れ出す。大変音が小さかった。第一問の後半から段々とフェードインする形で音が大きくなっていったが、英語力とかの問題じゃなく聞き取れない箇所がある。その後は普通に問題が流せていたが、音声データが別のファイルにある問題を流し、いざ2回目といったところで、「♪〜」と聞き馴染みのあるWindowsのエラー音が流れた。

その後虚しくも何度も鳴るエラー音に教室内は笑いに包まれてしまった。私も大笑いしていたが、本番になると突然PCが天邪鬼になるというあるあるにぶち当たっていたのは可哀想だとも思う。「PCが不調のためとりあえずリスニング以外の問題を解いていてください。」とのお達しが出た。

「PCが何とかなったのでリスニングテストをもう一度始めます。」との宣言があった次の瞬間、「♪〜」とエラー音が鳴ったことにより学年全体で第二波(本震)の笑いが起こった。いくらなんでもフリとオチが効きすぎている。例の如く繰り返されるエラー音。可哀想に。

気づくともう試験終了10分前。「また改めて、リスニングテストを放送し直します。」と言って何とか何の不具合もないリスニングの音源が流れ出した。一安心。ただ、“1回しか流しません”と書かれ、初回ではっきり聞こえた問題も、もう一度流れた。駄目じゃん。

最後の音源の2回目が終わった瞬間、試験終了のチャイムが鳴った。リスニングの音源が試験終了に「間に合う」というのはなかなか無い。試験が終わると皆の会話はその事で持ちきりだった。面白かったので当然といえば当然である。

喧騒の中、私は結局5問マーク出来なかったことに気づく。

親友と食堂で「体がピクミン大になって、オリマーからピクミンとして雇用されたらどうする」という話をした。大変有意義な話し合いだった。あの世界に殉職による二階級特進はあるのか。

なんか今日は沢山笑った。星座占い4位は伊達じゃない。

(おわり)

【本日の万物山崩し】
紫色でなく、甘くなく、尖ってなく、スポンジ製でなく、球状でなく、薄くなく、食べれなく、『ん』で終わらなく、身に付けなく、金属製でなく、人名でなく、『あ』で始まらなく、海洋生物でなく、楽器ではなく、『ー』が入らなく、立方体でなく、サバンナに生息しなく、文房具でなく、地名でなく、『っ』が入らなく、積み上げなく、漢字三文字でなく、商標でなく、縁起物でなく、液状でないもの→「てんとう虫」

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