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Shimotsuki 28【ちのけ】

今学校で沢山模試の答案が返ってきている。返ってくる全ての答案が私の不甲斐ない結果で構成されているので、「ああ......」という感情に支配される。出来ない自覚を再確認する事が何と辛いことか。

倫理,政治・経済の授業が2時間続きというのもあって共通テストの過去問を解く回だった。全然点数が取れなかった。特に思想家達が全然覚えられていないからだ。点数が取れない理由ははっきりしている。

しっかり毎回倫政の授業に参加しているのに、大変不甲斐ない点数を取ったことに対して周りが半ば憐れんだような目でこちらを見たので、残念さに拍車がかかってしまった。そんな目で見ないでくれとも思えないぐらいに非が自分にある。

今日の塾は英語の演習講座があるはずだったのだが、私には難易度が高くて受けたところで全然分からないという問題があり、どうしようか悩み散らかした末、行かなかった。所謂サボりである。

本当にどうしようもない奴だと思う。学校をあえて休んで塾の自習室に籠っていた友人の事を散々弄っておきながら、これなのは本当に良くない。

そういう感情に苛まれているうちによく分からなくなって、何を思ったか前々から気になっていた献血に行った。16歳(献血ができる下限)になったタイミングで献血に行こうと思っていたのだが思うだけで行く事は無く、ある程度の月日が経っていた。そんな中、何故か今献血に行った。

今思えばこのどうしようもない事をしているという行いをなるべく軽くしたくて献血に行ったのかもしれない。

献血ルームに入ってからというもの事あるごとに水分を取らされた。血を抜いた後の回復は水分があればあるほど良いらしい。

血液型の検査を間近に見られたのは非常に良かった。AとBの二つの液に血を垂らし、反応によって血液型が分かるそうで、私はB型であるという事が改めて分かった。Rhがどうかはまだ。

血がある程度奪われた後の歩行はほんの少しだけふらつく。強くしんどくは無いが、ずっと続いては欲しく無い。結果的に私は鷲巣麻雀に向いていないという事が分かった。

¥2,090也

共通テストの練習をした方が良いと聞いたので、共通テストの過去問集(英語)を献血終わりに買った。その際についでとして共同通信社の記者ハンドブックを買った。

正確にいうと記者ハンドブックとは、「正しい日本語が載っている本」という訳ではなく、統一された文体になるように言葉を使うという事を目的に作られた本で、実際様々なメディアが言い回しの参考にしている。

言葉のハンドブックのようなものは思ったより多く、『古典ことば選び辞典』という古典調に言葉を紡いでいく時に便利な本だったり、丁度いい色彩の表現を目指す『色のことば選び辞典』のようなものがあったりして、その多様さが面白かった。

実際今書いているこれも探せば突ける箇所があるような気もするが、とりあえず自分の思うがままに言葉を使っていこうと思う。そっちの方が楽だし。

(おわり)

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