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Kisaragi 14【ちょこ】

今日は変な夢を見た。

ふと気づくとカイジ的な世界で借金を抱えてデスゲームをやっていた。何ならやり終わっていた。全行程終わって私は生き残っていた。優勝したらしい。どんな死線を越えたのか全然覚えていない。

その世界では定例でデスゲームが行われており、一度デスゲームで勝ってるし、もう一回やって金稼げば?と仲間の誰かしらに言われて第2戦に挑もうとしていた。デスゲームの第1ラウンド開始日、私は会場に向かい大部屋の様なところで他の参加者と同じジャージを着てゼッケンを着けようとしていた。

そこで急に不安になった。何となくでデスゲームをもう一回やろうとしているけれど、普通に死にうるという事を急に思い出した。一回勝ったとしてもそれは偶々であり、偶々その数百人の中で1番になっただけだ。ゼッケンを着ける手を止める。

急いで受付に戻る。「すいません、やっぱりデスゲーム参加しないって出来ますか?」と聞いた。受付の人も戸惑っていたが、ギリそういう誓約書に書く前だったのでセーフだった。急いで前回の優勝賞金を引き出しに行く。

その金で借金を返したら、まあまあの金が余った。なんか想定したよりも私は追い込まれていなかった。

何だったんだと思いながらその施設に隣接したコンビニでパイナップルジュースを買って飲んだところで目が覚めた。

すっごい寓意を感じる夢だった。察しが悪いので私には全くもって何の事か分からないが、何か思う事があってこの夢を見ていそうな気がする。

バレンタインデーの日。

今年は母親と幼馴染の母親からチョコレートを貰った。ありがたい事である。

よく考えると1年の中で1番直接的に恋心を伝えるイベントだと思う。クリスマスなんかよりよっぽどダイレクトな日だ。チョコという媒体はあれど、義理とかそういうランクもあれど、やってる事がダイレクトすぎる。

私は彼女が居た事無い。幼稚園と小学生の頃に好きだった女の子は居るが、“思春期”として括られる様な時期に男子校に通っている為、そもそもの出会いが無い。対外試合とかする様な部活動に入っていた訳でも無いので、全てが一定の輪っかの中だけで収まってしまっていた。

今日の日記のテーマは恋愛かなとか思っている時に、(辞書義のような恋愛をしたとして)“彼女”って私の事が好きなのかと気づき愕然とした。意識外。

そう考えると、私はこの十数年間好きと思われた事が無いのか。恋愛に関して私が向ける矢印の事しか考えていなかったので、その矢印が私の方に向かってくるという事が今の私には考えられない。

恋愛が矢印とかなのかも分からないが、今の私には相関図のあの感じでしか恋愛を認識できないので一旦そういう認識で行く。

「恋と愛の違い」みたいな事が議題に上がっているところを目にするが、恋も愛もデータベースに無いので、下に心があろうと中に心があろうと字の説明から広がってこない。

そもそも私に彼女は出来るのか。人生に割としっかりと食い込むイベントにしてはその発生時期が流動的だ。無い人もいれば有りすぎる人もいる。自動発生しないのが中々やばい。

なんかずっと好きな事をして恋人も居ないまま終わっていくのも、しれっと幸せな家庭を築いているのも何となく予想できる。

私も相手に沿う人間になる必要があるとはいえ、打算的で無い人が良いな。あと面白い事を素直に面白いと言える人が良いな。人の性格のせいで嫌な思いをした例が少ないのでどう人の性格に注文をつけて良いのか分からない。

こいつ恋愛の事で1,000文字ぐらい書いてます。きっとこういうのが数年後1番効く。

(おわり)

【本日のプッシュポップ川柳】
おかしです
いちごのはあと
うりなさい
《push:お,ご,な pop:が,にゅ,ら》

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