Kisaragi 18【かいこ】
普段日記を書く時は、自室の椅子に座って書くか、自室の下段の無い2段ベッドで横になりながら書くかしている。
どちらにせよ自分のスマートフォンでこの日記をぽちぽちと打ち込んでいる。
時代が数時代前だったらという事を想像すると不思議な感覚になる。パソコンすらない時代での学生時代を私は想像できない。人より色んなifを想像・想定する事が多いタイプと思っているのだが、自分の生きている時代がズレた時の想像はまるでつかない。
中高の立ち振る舞いがまるで変わるのだろうか。その世界線の私はまあ「ダブリング」では無いだろうし、紙面上の文化としてのパズルを現世界線を少し濃くした感じでずっとやっているのか、また別の趣味を見つけているのか。
運動部にうっかり入っているかもしれない。急に鉄道に美を見出すかもしれない。手品とかをやっている可能性もある。帰宅部として特に趣味を見つける事無く駆け抜けるかもしれない。
少なくとも私が日記を書いている世界線は此処ぐらいだと思う。毎日何かをするという事がとても苦手なので、(休みの日はあれど)ここまで更新できているのが不思議で仕方ない。
多分今続いているのは今日という日を《何もしていない》でなくするための罪滅ぼしの部分もある。日記を書いた日という日にするつもりは無いが、続いているという中には少なくともそういう要素があるのだろうなと思う。
日記歴が10カ月ぐらいになったが故の特権というか1回きりのチケットのような「日記を書く」が主題の日記を書いてしまった。ここ最近の日常はそのぐらい何にも無い。
ここ最近いきなり冷や汗がぐわっと出る感覚がある。この状態の私がいかに駄目であるかと思った時とか将来について恐ろしく不安になった時に物理的な不安が私の足元を重点的に覆う。
ちょっと気になったのでGoogleの鬱に関するセルフチェックみたいなものをやってみたら結構重めという診断結果が出た。なんでこうなったんだろうとか思ったらキリが無いので考えるのを辞めた。
日記が不幸自慢の様相を呈してきている。そういうんじゃないんだよな。もっと本人もよく分かってない色で描いた絵みたいな日記にしていきたい。
もっとポップなものであったほうがいいけれど嘘をつくのも違うし......難しいな。
(おわり)
【本日のプッシュポップ川柳】
にかいでは
とんじるうりば
あじなおし
《push:う,じ,ば pop:ご,の,ひ》
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