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Shimotsuki 22【からむ】

明日が祝日ということにかまけてダラダラと日記を書いている。全然お風呂にも入っていないし何ならそんなに今日(昨日)のことも覚えてない。

昼休み、同級生の1人に話しかけられた。内容としては、「模擬試験の英語の時に120分で90分寝てしまったが、俺は前日に模試を受けて大変だったから俺は悪く無い。」というようなことだった。その主張が全体的にあまりピンと来ず、あしらったり辛辣な言葉を返したりしてその時はお茶を濁してしまった。

私はあの時何を言えば良かったんだろうか。英語の試験で全体の75%も寝てしまったことを受けて私は何を彼に声かけすれば良かったんだ。労えばよかったのか?労われようとしているにしては態度が高圧的だったし、何より話の着地が「俺は悪くない!」なので労い方が分からない。あしらい方はもうちょっとどうにか出来たかもしれないが、全体的に最善手がわからないまま一連の話題は終わってしまった。

ホームルームで調査書に書くために、こちら側で書くお堅いプロフ帳のようなプリントが配られた。こういう所に書く特技って何だろうと悩んでしまう。パズルが作れるとかそういうのでいいんだろうか。他項目も得意科目や将来の展望や奉仕活動経験など、すぐにはっきり書くのが難しいものばかりだった。こういうのがスッと書けないのはまだまだ自分自身の理解度が足りていないのかなと思う。

放課後、おそらく卒業文集か卒業アルバムの編纂をするための集まりが一名を先頭にしてゾロゾロと会議用の部屋に向かっていたので、サザエさんみたいだと言って例の如く近くにいた親友と笑っていたのだが、それを聞いていた別の同級生が「今の高校生でサザエさんみたいとか言うのお前だけだよ!」と言ってきた。

サザエさんでそのツッコミになることは無くない?と思った。別に良いのだけど、それを言うにしてはサザエさんの息が長すぎる。

最近、友人の中に私のことをさん付けして敬語で喋ってくる人が学年で2人も居るということに気がついた。第一、同級生だしそんな大層なこともしてないのにうやうやしく敬称をつけられるのはなんだかむず痒い。何でそう呼ぶのかを聞いても「尊敬してるから」とだけ言われる。本当に尊敬されるようなことをした覚えがないので、ほんの少しの気味の悪さが混ざってくる。

久しぶり(2日ぶり)に、親友と毒にも薬にもならないが、無駄であることは分かっている話ができた。やはりこの全く何にもならない話をし続けるということに若干の中毒になっている感じがする。でもまあ良いか、楽しいし。

今日は何故か書いている途中筆が乗ろうとするタイミングで別のものに気が持っていかれる感覚があった。そう言う日もある。

(おわり)

【本日の1兆分の1人アンケート】
自宅に冷蔵庫は無いがサンドバッグがある人

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