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Kannazuki 23【すりる】

今日は中間テスト2日目。漢文→化学(理科選択)だった。

実際のところは1時間目に当たる所で文系向けに社会科があるのだが、私は理系のため、2時間目までに学校に着いていればよく、いっぱい寝れるのもあって少し遅くに登校した。

登校してから理系も教室に入って良い時間になるまで少し時間が空いており、学校の最寄駅で違うクラスの友人に会ったため、その友人とフリースペースで話していた。

彼は「仕事が出来る」という点においてこの学年1で、様々な生徒運営の行事に関わっては可哀想な事になっている。様々な修羅場を何度も経験している。(うちの学年に裏社会で生きる人が居なければ多分彼が1番)そのせいか、かなり思想が極端で、普通の人なら言い淀む事も言い切ることが多い。

私と考える事が似かよっている感じもするのだが、主張が明らかに濃い。話は合うのだけれど、長く一緒にいたらどこかで火傷しそうな感じがする。でも賢くて良い奴な事は間違い無い。

漢文のテストで、「大問1はテキストに載っている七つの文を完璧に書き下せたら70点とします。点数は0か70しか付けません。」という宣言がなされていた。赤点さえ懸っていなければ好みの種類のスリル。

宣言に“一箇所でも間違えたら0点にする”とは書いてないから意外と大目に見てもらえるんじゃないか。と思っていたのだが、解答形式がちゃんと対策してればうっかりミスが起こりにくいような形式になっていたため、先生は本気で0を付けるつもりなのかもしれない。

化学のテストに、前回もあった化学の特定用語についての事を自由に書くという大問が「両性元素」と「高分子」というテーマで登場した。何かChatGPTになりきれと言われている感じがして気分が悪い。

友人に「この大問ってChatGPTになれって事じゃん。」と言ったら、「良い例えだねそれ。」と言われた。かなり嬉しかった。今日はこれで満足かもしれない。

塾があった。夜遅くに。

国語の先生(あまり好みでない)が風邪を引いてしまったようで、声がボイスチェンジャーを使ったかの様な感じになっていた。これでも大分マシになったらしく、大変だなあと同情する。

体調不良の人はやはり気が立ってしまうようで、少し我々に対して当たりが強い感じがした。そこから段々と調子に乗りだし、発言に特定の大学を蔑するようなものが現れだしたので、こちらも段々と体調不良を憐れむ気持ちが無くなっていった。

塾のスタッフの方と先生と私の3人でエレベーターで階を下っている時に、何も知らないふりをして「どうして先生は授業の時に蔑む文脈で特定の大学の名前を出すんですか?」とでも聞ければよかったのだが、臆病者なのでそんな勇気は出なかった。



やっぱり勇気出なくて良かったのかもしれない。

(おわり)


【本日の万物山崩し】
紫色でなく、甘くなく、尖ってなく、スポンジ製でなく、球状でなく、薄くなく、食べれなく、『ん』で終わらなく、身に付けなく、金属製でなく、人名でなく、『あ』で始まらなく、海洋生物でなく、楽器ではなく、『ー』が入らなく、立方体でなく、サバンナに生息しなく、文房具でなく、地名でなく、『っ』が入らなく、積み上げなく、漢字三文字でなく、商標でないもの→「門松

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