Nagatsuki 27【ふっき】

朝目が覚めたら何処も痛く無かった。安静にしていた事によって身体の不調が何処かに行ったようだ。

ただこれによりメンタルは最悪である。朝起きても体調が悪い前提で昨日の気持ちが定まっており、今更体調悪くないよ〜とか言われてもはあ？となってしまう。でも仕方なくシャワーを浴びて、学校（学校内の模試の日）に向かった。

何とも幼いエピソードだし、実際どうしようもない状況なので何を書くにも駄々しか出ないものの、多分心が不安定なんだと思う。なんか体調が悪いからなのか分からない「エンスト感」が自分を支配している。

学校の模試は数学と理科があった。なんか別にという手ごたえで、下の上あるいは中の下ぐらいの成績が返ってきそうな感覚がある。

一度家に帰って、塾に行く支度をする。親から「明日に響くなら今日はお休みしても良いよ。」というメッセージを貰っているが、行動選択の中で、明日に響くとかそういう事を考えて無いので、そのまま塾に向かった。明日体調を崩したらその時はその時。

塾に向かう途中、ぼっち・ざ・ろっく！があった。こういうのを見つけると無性に嬉しくなる。ただ、一体何と何を繋いで何が飛んでったのかも気になってくる。自転車とかを停めておくロケーションでは無かったし。

電車に揺られながら、ふと銀行強盗に遭って人質位置についてしまった時の事を妄想した。何故にとかは無い。色々考えていくうちに、おもむろに全裸になるというのを思いついた。その場の中で1番狂っている人物を強制的に自分にするという一手。まさか犯人も全裸の人物の対処までは想定に無いだろうから隙が生まれるんじゃ無いか。多分その前に撃ち抜かれる。

チオスルファトは多分エルフ

塾は化学の授業で、「配位子」というものが出てきた。それぞれに名前がついているのだが、西洋ファンタジーのギルドの構成員みたいだと思った。そもそもラテン語由来ってのがあるから感覚は間違っていないはず。

そんな化学の授業で今日習った内容が、ほぼ丸々数時間前に模試で受けた内容と一致しており、同じ学校の友人たちと一緒にうわあとなった。どちらかが1日ずれていたらこんな事にならなかったのに。強度の高い偶発的な一夜漬けは起こらなかった。

明日は英語と国語と社会がある。まずは英語で泣き出さないようにしたい。

（おわり）

【本日のマルバツクイズ】
東京タワーの竣工時、鉄骨を自力で登って上まで行ってみたバカが居た。
○か✕か。