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島ごよみ 海の景色

海の色にも、季節感があります。

若葉が萌える頃、島の海は鮮やかな黄緑を映し、夏になると濃い緑、紺色の海に。透明度が高い冬の海は青みがかり、春はプランクトンで水が濁りエメラルドグリーンに変わります。

 一日の色の変化も楽しめます。

黒に始まり、青緑、緑などに変化し、太陽が真上にくると白っぽい海になり、夕方はオレンジや赤、日が落ちるとまた墨絵の世界に戻ります。
 
波が白く見えるのは、赤や青や緑の光が集まって乱反射するからです。さらに、空の色、海の深さ、海底の色や形状、風や潮流など、さまざまな要素がからみあって海の色は変わります。

時には、海を見る人の心が海の色を微妙に変えることもあるでしょう。

海を眺めていると、癒(いや)されます。赤は活力を生み、オレンジ色はあたたかみがあり、緑は安らぎを感じ、そして、青には心身をリラックスさせる効果があるといわれています。

何も考えず、ただ海を見るだけ・・・


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