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95%が女性受給者:遺族年金制度の現状と改革の必要性

わかりやすくホンヤクすると

遺族年金改正に関する報道がありました。

遺族年金は老齢年金のように支給の順番待ちをしているような構造になっていないので、大胆な改正を実行しやすい側面があります。

実際に法改正が行われるのは、2025年になります。一部の情報を先にリークするのは、あらかじめ世間の反応を観測しておきたいという意図があるわけです。

遺族年金は圧倒的に女性に優位につくられています。受給者の割合は95%が女性です。男性の遺族年金受給者は例外的な存在です。

この状態で男女の差別をなくすとなれば、男性の受給を増やすのではなく、女性の受給を削減することになります。また、すでに受給中の人には経過措置を設け極端な実害が出ないように配慮されます。

改正予定のポイント

改正のおもなポイントは以下のとおりです。

✅20代から50代で子どもがいない場合、受給者が妻でも夫でも、給付は一律で5年間のみとなる

✅「中高齢寡婦加算」(夫を亡くし子どものいない40~64歳の妻への上乗せ)も段階的に廃止する方向

✅共働き世帯の増加や男女の賃金格差の縮小を背景に、男女平等の観点から制度を見直す


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