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もうかるコンテンツビジネス

お気に入り映画のひとつに『ショーシャンクの空に』があります。とある書籍に、こんな記載があります。

映画『ショーシャンクの空に』は公開当時、興行的には振るわなかった。上映館の数は1000館に届かず、チケットの売り上げを合わせても、制作予算を回収するのがやっとだった。ところがその後の年月で、同作はなんと1億ドル以上も稼ぎ出している。出演した無名の俳優たちはテレビの再放映料などで、いまでも毎月800ドルあまりを受けとっている。あなたがアメリカに住んでいてこの週末にテレビをつければ、どこかのチャンネルでこの映画を目にするだろう。

ライアン・ホリデイ『ペレニアルセラー』ダイレクト出版

無名の俳優でも継続的に毎月800ドルがもらえるわけですから、エンタメ系のコンテンツビジネスは当たると儲かるのは確かなんです。が、当たればの話です。

こういう本があります。表紙に「2024年」とあるとおり、毎年、最新のものが刊行されます。この本がなければ、医療事務ができません。病院ごとでも、専門科ごとでもなく、事務担当者ごとに購入するケースが多いです。

毎年アマゾンベストセラーランキングに入ります

そのため、毎年、発売直後にアマゾンのベスト100位内に必ず入ります。価格は、以下のとおりです。

売価がほぼ利益と推測できます。

単行本約3冊分になります。著者に印税を支払うこともなく、編集担当は社員のようです。流通も通常の書籍とは異なります。要するに、販売価格の大部分が利益だと推測できます。

内容も、毎年全面的に改定する必要はないでしょうから、編集作業も必要最低限で済むはずです。とんでもなく儲かっている様子がうかがえます。

『君のクイズ』という小説中、クイズ王を目指す主人公の勤務先が医療専門の出版社という設定になっているのです。ちなみに、世間でよく知られている、K談社であるとかS潮社というのは、こういう会社の不合格者が行くそうです(笑)。

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