【創作大賞感想】ドシャえもん
ここぞというときに体調を壊しがちです。
こんにちは。
彩夏です。
今日は「創作大賞感想」の最終日。
note歴も長くなってきたので、今年はやってみようと思い立ち、拙い感想文を投稿している。
なんでもギリギリBBAの私。
本日2投稿目。もう1本投稿します。
今回は《はそやmさん》
はそやmさんといえば
【骨皮筋衛門】
「ヒラリ・クルリ・プルン・ボスン」と事件を解決していく骨皮筋衛門が癖になる。
そして。
ホラー小説部門で創作大賞に応募されている
【ドシャえもん】
・子供を授かることができない夫婦(向井さん)
・アパートの隣にすむ父と幼い娘
・アパートの大家
・アパートの住民だと認識していた市川さん
物語は「土左衛門」という言葉を使う昔の悪しき子供の遊びと、この登場人物達を軸に進んでいく。
主人公である向井さんの妻は、隣人親子の娘、心愛ちゃんとふとしたきっかけで会話をする仲になる。心愛ちゃんの様子から父親の虐待を疑うあまり、向井妻はあらぬ方向へと感情が傾いていく。
小説を読むとき、自分の思考でその先を想像してしまう。ホラー小説だと思って読み始めているので尚更想像していたのかもしれない。
子供を授かることができない不安や焦りは、向井妻の姿を変えていく。向井妻の心の中にある不安や憎悪が「ドロリ」と動くとき、得体の知れない不気味さを感じる。そこに隣人心愛の行動によって、更に気味の悪さが加わっていく。
そして、人間の憎悪の矛先はどこに向かうのかはわからない。
はそやmさんがホラー小説……
意外さも感じつつ読み始めたけれど、最後まで一気に読んだ。それはきっと、はそやmさんの文章力がなせることだと思うのだけれど、先へ先へと読み進めたくなる。
はそやmさん、伏線回収がみごとでした。特に最後の市井さんにはゾッとした。
読ませて頂きありがとうございます。
画像は《tominagayuki》さんからお借りしました。
それでは。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ばいなら
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