海月

あまい潮目の、毒矢をもって静とならん
四葉ただよひて、寒釜の孝子もまた預けるのみ
眠れ、眠れ 揺らす波が屏風の子守歌
月に浮かぶ我が釣舟、阿母の手に応へる

明けね君むかえゆく空のなつかしく胸さわぐ高きところまで

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