鞦韆

あの雲にのれ、と、靴先にとどくは春信
もどる影の、襟につめたし とおく呼ぶ風の
ながめの先の山がひそかに萌えいだす
さそひの鳥もうるさからずや 夢ゆらば

青雲なみぎに白くうつなみの磯沙につづくや春日山

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