秋の蜂

つとめなきつとめの往路に驢馬
ふくろが隊列下をむきてみちなき、墨をひきつる
もうすぐ冬の杜 ただ掃き集められた落ち葉のごとく 
舞い上がることなし 焚くこともなし 吾巣をまもることすらあるまじ

星影おだやかにながれて虫がね浜風にすず

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