花うぐひ

おおもりの 中秋間ふく風の森ぞし美しく
馬ぜりの路、雲うく高崎の駒が黄色き、跨ぎゆく
緑あらふ九十九の水の、豊に末代まで澄み流るれば
小俣の丘は晴れてなほ、つまごいの鬼つむじまく

夕べをしずみ あげる火のなし あしの風

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