かすみの海

しののめの波のまにまに、千鳥さわけし
花の詩とな、露かれてなほ、にほひくるとな
磐根をかけあがり、はる知ろしめす隙の雲の
かくれゆきしや、君が月の影はあとに僅かに

霧きえて安きに手をふり君が舟

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