寒天

冬の星ぼしを閉じ込める とられてかくれた天の川
地に流れたかずかず、霜と立ちてあとに色なし
白にごる夢の回廊、とき覚ますおおづつが語りの合図なりて
冠を脱ぐ こうべを剥ぐ 三度目の将軍がやってくる

つめたかや雲ながしめの短日は海にとほのく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?