花下娘

心におもふ人は、花の下にてまつといふ 
みず浴む媛女ら、せせらぎ洗ふ岩の陰から
河童三娘の笹竿、鮎が夢よと引き寄る空の
また逢えたこの春の芽の 優しき頬が紅ころぶ

花吹く風の 枝お忘れか たびの鳥

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