月こごる

霜とならべた格子、もるる敷床の
影とは影に光らしむ、今様の醸し聞こえし
かの時、二度をむかえず 枕にたちぬる
別れた今生が狐の嫁一族か あとに君が皮もなし

百花まだかとて梅はふくらめ

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