どんど

若たけ爆ぜて月をたたき、守護の燃えて朱雀にたつ
座をゆずる松風の外 かみ漕ぎ行く棹先に幸あり
のこす灰に種おちて、はな実るふたたびの年の暮れるまで
かへりて跡にはじまりを、今年と新めんことぞかし

雲たれる寒霧にたずねん小正月

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