九月尽

星のみちつきしも、あきをはらぬ朔夜の
まきわり、そであみ、おほふ閨のまどに春日のいのり
かれのほる幾千の鬼がむすめ、あが子なくはね
あしびきの八岐おろちが淵、故山はぐまで石ぶたをつめ

みねだつ寒の波しろく雲おもし

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