氷鏡

占子が丸尾 鏡うつるは時と望月
兎角けり逃げたる生野は夕陽が丘に焼けおちて
峪おくる 岩たつ我が背子の領巾ふるより、
ふる絵に塗るる龍こそ、輝夜と信じならめ

紫にそむ神奈川の沖やおだやかに

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