百舌

うまざけの 美作英田は さらさらに
み吉野の清水くだれば 青野の稲穂し健やくも
稔の盃のそこ黒く 秋贄の儀はいますぐ、と
月の皇子の影うつす まちくる夜夜の真澄鏡

よとぎばな この桜よと 散るはゆうべの
春すぎて この黄葉よと 燃ゆる灯はゆれ

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