冬近し

手水つめたき、願いの吐息も霜こほる朝の
木漏れのみじかきしあわせを数えてわたる石橋
空たかくみおろす鷹が、はね舞う銀風をまきたてつ
いちょうふる並木の街道 ゆく旅人よ

そで吹く風のなごりをしおくりなみだに曇りなし

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